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パズる? 謎解きのすすめ

最終更新日 2024年10月31日

展示期間 : 11月から12月

展示場所 : 本館一般展示


パズる? 謎解きのすすめの展示ポスター
ひらめき力が試されるクイズのテレビ番組や、施設内等を巡り、実際にミッションをクリアする体験型の謎解きイベントが人気です。また、小説の世界でも、日常に隠された謎を、様々な境遇の登場人物たちが解き明かしていく、ミステリー小説が数多く出版されています。
パズルのピースがはまっていくように、解決の糸口がひらめく瞬間や、謎が解けた時には、爽快な気分を味わえるのではないでしょうか。
今回の展示では、謎解きに挑戦できる出題本と、謎解きをテーマにした小説を集めました。さあ、どの謎からパズる?

展示関連情報

謎解き・クイズ・パズルの歴史

『江戸の判じ絵 これを判じてごろうじろ』

岩崎均史/著 小学館 2004年
判じ絵とは、江戸時代の庶民に親しまれた、目で見るなぞなぞのことです。1999(平成11)年にたばこと塩の博物館で開催された展覧会の図録をもとにまとめられた1冊。判じ絵の成り立ちや解き方が解説されています。

『千年クイズ 日本人の脳を活性化してきた平安-昭和の名作謎解き集』

清水文子/著 リットーミュージック 2014年
古くから親しまれてきた、言葉遊びや判じ絵、なぞなぞから、ひねりの効いた名作が出題がされています。謎の歴史や豆知識も豊富に盛り込まれていて、謎解きをしながら、楽しく歴史を知ることもできます。

『論理パズル100 世界の名作から現代の良問まで』

小野田博一/著 講談社 2021年
論理パズルは論理的思考ゲームとも呼ばれ、 与えられた条件から論理的に矛盾なく、筋道を立てて解いていくクイズです。論理パズルの歴史的な経過や解法を、順に掲載しているので、解き進めながら論理学の基礎を学ぶことが出来ます。

謎解き・クイズ・パズルに挑戦

『頭の体操BEST』

多湖輝/著 光文社 2009年
『頭の体操』は、心理学を基に、遊びを通じて頭を柔らかくするパズル本として、1966(昭和41)年に出版されました。シリーズ全23集・総数約2000問のなかから、思考力や創造性を養うさまざまなタイプの究極の100問が掲載されています。

『マッチ棒クイズ ヒラメキや考える力が身につく』

和田秀樹/監修 実業の日本社 2020年
マッチ棒を動かしたり足したりしながら、マッチ棒で作った式を成り立たせるパズルです。マッチを用意して、実際に動かしながら考えると楽しさが倍増します。

『ルービックキューブver.3.0完全攻略公式ガイドブック』

スピードキュービングジャパン/監修 永岡書店 2023年
ルービックキューブは、ハンガリーの建築学者エルノー・ルーブック氏が考案した立体パズルです。日本では1980(昭和55)年に発売され、大ブームとなりました。まずは、一面揃えるところから挑戦してみましょう。

『ポール・スローンのウミガメのスープ 水平思考推理ゲーム』

ポール・スローン/著 エクスナレッジ 2004年
水平思考パズル、水平思考推理ゲームの代表とも言われ、ゲームそのものを「ウミガメのスープ」と呼ぶこともあります。意味がわかると怖い問題もありますが、想像力・発想力が鍛えられるゲームです。

『頭をつかう新習慣!ナゾときタイム』

松丸亮吾/著 NHK出版 2020年
テレビの人気コーナーをもとに書籍化されました。家事の合間や勉強・仕事の前に、頭をやわらかくして考える謎解きをすると、集中力や発想力が上がります。毎日の謎解き習慣を始めましょう。

『シニアの面白パズル&クイズで楽しく脳トレ』(コピーして使える脳トレバラエティ 1)

脳トレーニング研究会/編 黎明書房 2023年
クロスワードパズルや間違い探し、記憶力遊びなど、様々な問題が掲載されていいます。大きな文字で見やすく、コピーして楽しめるシリーズです。

『なかなか解けない謎解きに挑戦しませんか?』

暇謎/著 ナツメ社 2022年
子どもから大人まで楽しめる、いじわる謎解きの本です。ひらめきが必要ですが、すべての問題にヒントがあります。その答えは、少し強引じゃないかな?と思う問題もありますが、家族で楽しめる1冊です。

『Googleの入社試験 非公認』

竹内薫/著 徳間書店 2008年

『ビル・ゲイツの面接試験 富士山をどううごかしますか?』

ウィリアム・パウンドストーン/著 青土社 2003年

電子書籍

書店が舞台の謎解き小説

『ビブリア古書堂の事件手帖』(シリーズ既刊11巻)

三上延/著 アスキー・メディアワークス 2011年
鎌倉の古本屋「ビブリア古書堂」の店主は、古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性。人見知りながら、古書の知識は並大抵ではありません。古書にまつわる謎と秘密を解き明かしていくミステリです。メディア化もされた作品です。

『成風堂書店事件メモ』(シリーズ既刊4巻)

大崎梢/著 東京創元社 2006年
客の探している本をぴたりと言い当てる書店員の杏子と、アルバイト店員の多絵のコンビが、本にまつわる謎を解き明かしていきます。元書店員の著者が描く書店ミステリーです。

料理屋、喫茶店の謎解き小説

『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』(シリーズ既刊8巻)

友井羊/著 宝島社 2014年
スープ屋「しずく」は早朝にひっそりと営業しています。職場のストレスで体調を崩しがちの理恵は、悩みを店主に打ち明けます。スープのように心温まる連作ミステリーです。

『オーダーは探偵に』(シリーズ全13巻)

近江泉美/著 アスキー・メディアワークス 2012年
「貴方の不思議、解きます」就活中の大学生、美久が出会ったのは、奇妙な貼り紙のある喫茶店『エメラルド』。そこにいたのは「名探偵」の口の悪い高校生、悠貴。お客の依頼する謎を次々に解いていきます。

『神保町・喫茶ソウセキ』(シリーズ既刊2巻)

柳瀬みちる/著 宝島社 2021年
カレーの激戦区である神保町で赤字続きの「喫茶ソウセキ」。そこに来店した作家、葉山は看板メニューの「漱石カレー」を酷評します。カレーと古書の謎解きミステリー。読んだらカレーが食べたくなるかも。

お仕事謎解き小説

『謎解き広報課』(シリーズ既刊2巻)

天祢涼/著 幻冬舎 2015年
田舎の町役場に就職した結子は、広報課に配属されます。できるだけ楽をしたい結子の気持ちに反して、広報紙の取材に向かう先々でなぜか事件に巻き込まれていきます。

『機長、事件です! 空飛ぶ探偵の謎解きフライト』

秋吉理香子/著 KADOKAWA 2017年
エリート女性機長と新米パイロットのフライトには、怪しい事件がつきまといます。機内はもちろん、フライト先のパリまで。観光地も出てくるのでちょっとした旅行気分を味わえるかも。

時代劇謎解き小説

『貸し物屋お庸』(シリーズ全4巻、第2弾は既刊5巻)

平谷美樹/著 白泉社 2015年
男勝りの娘、庸は、賊に両親を殺されてしまい、貸し物屋で働き始めます。お客からの不思議な注文を解決していく物語。

『煮売屋なびきの謎解き仕度』(シリーズ全3巻)

汀こるもの/著 角川春樹事務所 2022年
14歳のなびきは、養親の久蔵が富士山へ旅立つことから、料理屋の女将を任されます。店に持ち込まれるお客の事件や謎に、なびきは悩まされます。