今からちょうど千年ほど昔の日本では、藤原氏を中心とした貴族たちが活躍し、日本独自のかな文字をはじめとする王朝文化(国風文化)が隆盛を極めていました。
紫式部が、貴族社会を舞台にした長編小説『源氏物語』を執筆したのも、この時代です。
その後、武士や文明開化の時代を経て、さすがに牛車が通勤に使われることはなくなりましたが、有職文様や薫香などは雅なものとして、今も生活の中に取り入れられています。
今回の展示では、王朝文化が花開いた平安時代や、『源氏物語』に関する資料を紹介します。
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