下総地区の中世屋敷跡—大菅向台遺跡第2地点の調査成果—
最終更新日 2023年11月07日
展示期間 : 06月から10月
展示場所 : 本館2階展示
今回の展示では、中世の助崎大須賀氏の居城である助崎城跡などが所在する下総地区から、発掘調査により大規模な中世の屋敷跡を確認した大菅向台遺跡第2地点を取り上げます。特筆すべきは、4か所に分かれる墓域と調査区東側の台地整形区画内に存在する屋敷跡です。15世紀を中心に地下式坑が付随した土坑墓と火葬土坑からなる墓域が形成されたと思われます。このことから、大菅向台遺跡第2地点は有力農民層の屋敷跡及び集団墓であったと考えられます。
大菅向台遺跡第2地点遺構配置図【サイズ:1.1メガバイト】