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空港のひみつと魅力

最終更新日 2023年07月01日

展示期間 : 04月から06月

展示場所 : 本館一般展示


空港のひみつと魅力の展示ポスター
空の玄関口として日本と世界をつなぐ空港。2022(令和4)年に発表された世界の空港ランキングトップ10※には、成田空港を含めた3つの日本の空港がランクインし、その清潔さや快適さは世界でも高く評価されています。
最近では、飛行機に乗らなくても楽しめるアミューズメント施設としての役割も注目されています。安全な空の旅を提供し、多様なニーズに応えるため、空港の裏側ではどのようなことが行われているのでしょうか?
今回の展示では、日本の最先端技術や、おもてなしの文化が詰まった空港のひみつと魅力がわかる資料をご紹介します。
※SKYTRAX社実施の国際空港評価「2022 World Airport Awards」におけるランキング

展示関連情報

空港の役割とその裏側

『基礎からわかる空港大百科 改訂新版』

イカロス出版株式会社 2021年
飛行機の運航に必要な基本的な施設や設備、滑走路の改造やターミナルの近代化といった空港の最新事情等、施設の構造から遊び方まで、空港の基礎がわかる1冊です。

『航空機と空港の役割 航空機の発展とともに進歩する空港』

唯野邦男/著 成山堂書店 2020年
安全な航空輸送を行うために、施設の設計や航空機の運航は、国際的な基準に基づいて行われています。航空機や滑走路に関する詳細なルール、航空機の管制の方法等、空港を支える基本的・専門的な技術や決まりが説明されています。

『数字でみる航空 2022』

国土交通省航空局/監修 日本航空協会 2022年
空港別の着陸回数、乗降客数、貨物取扱量の推移といった統計データの他、航空界の歩みの年表や航空関係用語の解説等、日本の航空に関する基本的な情報を収録しています。

『世界の空港事典』

岩見宣治ほか著 成山堂書店 2018年
世界各国の209の空港と日本の97の空港について、沿革と概要、その施設と運用状況が記載された空港事典です。各空港の紹介にはカラー写真が掲載されているので、世界の空港を旅するように楽しむこともできます。「世界の混雑空港」や「Beatlesと空港」等、ところどころに織り込まれているコラムのテーマもユニークです。

『空港の解体新書』

大野達也/編集 イカロス出版株式会社 2020年
日本国内の空港を出発して、海外の空港に到着するまでをイメージし、空港での手続きやその裏側を、豊富なイラストを用いてわかりやすく解説しています。保安検査等の搭乗手続きから、貨物の積み込み、機内サービスの提供、入国審査や税関検査まで、空港を支える仕組みを知ることで、より空の旅を楽しむことができます。

『空港の大研究 どんな機能や役割があるの?』

秋本俊二/著 株式会社PHP研究所 2012年
日本にある空港の数や、普通の道路とは違う滑走路のひみつ、空港で働く個性豊かな特殊車両等、空港のことを楽しく調べることができる資料です。

進化する空港・飛行機

『どこに向かう日本の翼 LCCが救世主となるのか』

丹治隆/著 晃洋書房 2019年
LCC(ローコストキャリア)の躍進や新興国のアジア・中東などの急速な成長から、航空業界は急激に変化しています。本書では、世界の航空業界・市場の変化をまとめ、航空政策についても触れながら、これからの日本の航空業界の可能性について述べられています。また、長距離線LCCの発展と課題についても解説されています。

『空の旅を科学する 人工知能がひらく!?21世紀の「航空管制」』

伊藤恵理/著 河出書房新社 2016年
世界的な航空交通需要の増加に伴い、航空交通管理に科学的なアプローチを取り入れようと生まれたのが、航空管制科学です。本書では、航空管制に関する各国の研究開発動向をまとめつつ、コンピュータと人間が共存する未来を目標に奮闘する、若き研究者の挑戦の様子が描かれています。研究職を目指す人に勇気を与えてくれる1冊です。

『成田空港検疫で何が起きていたのか 検証新型コロナウイルスの水際対策』

田中一成/著 扶桑社 2022年
感染症のパンデミックの中、空港検疫所ではその対応に追われていました。増え続ける検査に、足りない物資や場所の手配、待機者の宿泊対応なども伴い、圧倒的な人員不足に陥りました。コロナ禍でのオリンピック・パラリンピック開催に向けた検疫体制準備の様子も描かれた、嵐のような日々の記録です。

『みんなの機内食 天空のレストランへようこそ!』

機内食ドットコム/著 翔泳社 2018年
空の旅の楽しみの1つである機内食。有名シェフとのコラボメニューや、植物由来原料を使用したプラントフードの提供など、各航空会社が工夫を凝らしています。本書では、世界中の機内食の豊富な写真を中心に、美味しさのひみつが詰まった機内食工場の様子や、フォトジェニックな機内食の撮り方などのコラムも掲載され、様々な角度から機内食の楽しみ方が紹介されています。

空港で働く人たち

『クローズアップ!航空管制官 航空安全の守護神、その実像に迫る!』

村山哲也/著 イカロス出版 2018年
航空管制官の仕事は、パイロットに的確な指示を出し、飛行中の航空機同士がぶつからないように距離を保つ航空の交通管理です。その仕事の裏側ややりがい、生活事情などが紹介され、管制官のリアルを知ることができます。

『世界一清潔な空港の清掃人』

新津春子/著 朝日新聞出版 2015年
世界一清潔と言われる羽田空港の清掃実技指導を務める新津春子氏は、25年以上「職人」として、清掃の仕事をしてきました。「清掃をするものや、使う人のためにどこまでできるかを常に考える」と奥深く仕事を突き詰めようとする、彼女の生き方に迫ります。身の回りの掃除のコツも知ることができる、コラム「プロの道具の使いかた」も収録されています。

『世界一のココロの翼を目指した“名物機長”のおもてなし いつも笑顔で目指そう!完璧!感動!感謝!』

山形和行/著 ごま書房新社
著者の山形和行氏は、全日本空輸の元操縦士・機長で、飛行機の揺れを「天使のいたずら」と表現するなど、ユーモラスな機内アナウンスをすることで有名です。独自のアナウンスは、「飛行機が怖い」という人たちに、安全・安心を伝えたいという想いから生まれたものでした。機長の仕事の枠を超え、最高のおもてなしを行う山形機長の考えに、仕事に対する姿勢を学ぶことができます。

『客室乗務員の誕生 「おもてなし」化する日本社会』

山口誠/著 岩波書店 2020年
憧れの職業として人気が高い「CA(キャビンアテンダント)」は、日本独自の存在として、おもてなし文化を先導してきました。時代と共に変化してきたその社会的意味を、観光学の視点から考察します。

成田空港の今とこれから

成田空港は、2023(令和5)年5月20日に、1978(昭和53)年に「新東京国際空港」として開港してから45周年を迎えます。2020(令和2)年には、航空法に基づき、成田空港の更なる機能強化(滑走路の延伸や新設等)に係る施設変更が許可され、2028(令和10)年度末の完成を目指し、施設の整備が行われています。進化する成田空港の現状とこれからがわかる資料を紹介します。

『成田空港 進化続ける日本の表玄関』

イカロス出版株式会社 2020年
成田空港の3つのターミナルにある施設、各航空会社の施設の裏側、空港周辺の人気スポット等を紹介しています。特に就航エアラインリストでは、80社以上の航空会社の旅客便の写真が掲載され、成田空港の魅力と言われる多種多彩な飛行機を楽しむことができます。

『成田空港ハンドブック 2022』

成田国際空港株式会社/監修 成田国際空港振興協会 2022年
成田空港の最新の運用状況、経営状況等の統計データや、施設・環境対策の概要といった成田空港に関する基本的な情報をまとめた資料集です。

『成田空港 2019 その役割と現状』

成田国際空港株式会社広報部 2019年
成田空港のこれまでの歩みから2019(令和元)年現在の運用状況、世界最高水準の空港を目指す今後の計画等がまとめられています。

『成田空港のひみつ 美味い、便利、快適!徹底活用ガイド』

秋本俊二/著 PHP研究所 2019年
成田空港を遊びつくすための情報が詰まった空港活用ガイドです。毎年開催される「空の日フェスティバル」ではジェット機との綱引き大会が行われ、空港内の歌舞伎体感ギャラリーでは自分の顔写真に隈取りを施せるアプリ等が楽しめる等、あまり知られていないけれど知っていればさらに空港を楽しめる内容が紹介されています。