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お城へ行こう

最終更新日 2022年06月01日

展示期間 : 04月から05月

展示場所 : 本館一般展示


お城へ行こうの展示ポスター
かつて日本には、2万以上の城があったと言われています。しかし、1615(慶長20)年に発せられた「一国一城令」や1873(明治6)年の「廃城令(全国城郭存廃ノ処分並兵営地等撰定方)」による城の取り壊しや廃城、第二次世界大戦の空襲での焼失などでその数は激減し、天守や城郭が現存しているのは世界文化遺産に登録されている姫路城など12城のみとなっています。
最近は、城ゆかりの人物の家紋をあしらった「御城印」集めや城を舞台にしたリアル謎解きゲームの開催など、城を訪問することがブームとなっています。
この展示では、日本の城の歴史や構造について解説した本やガイドブック、世界の城を紹介した本を集めました。城の奥深さを感じてみませんか。

展示関連情報

城について学ぶ

『1からわかる日本の城』

西股総生/著 JBpress 2020年
城の歴史から構造や各部の名称、写真の撮り方まで、城のことがわかりやすく解説されています。城に興味はあるけれど、どのように楽しめばよいのかわからないという人におすすめの1冊です。

『お城のすべて』

三浦正幸/監修 ワン・パブリッシング 2020年
城の構造や建築について、図や写真を多く用いて詳細に解説されています。城のことを勉強したいと考えている方へおすすめの、城の基礎知識が身につく入門書です。

『30の名城からよむ日本史』

安藤優一郎/著 日本経済新聞社 2018年
北の五稜郭から南の首里城まで30の名城を紹介しています。城の歴史やそこに関わった人々のドラマが簡潔にまとめられています。

『城』

森田敏隆/写真 宮本孝廣/写真 光村推古書院 2017年
日本全国の130の城の姿を収めた写真集です。季節により異なる表情を見せる城の美しい写真が多数収録されており、見ていると実際に旅をしている気分になります。

『古写真に見る日本の名城』

新人物往来社 2008年
幕末から明治初頭にかけて撮影された城の古写真が収められています。取り壊しなどで失われてしまい、現在では見ることができなくなってしまった城の姿を見ることができる1冊です。佐倉市にある佐倉城の写真も豊富に掲載されています。

『城郭考古学の冒険』

千田嘉博/著 幻冬舎 2021年

『図説戦う日本の城最新講座』

西股総生/著 学研プラス 2018年

城を訪ねる

『親子でめぐる!御城印さんぽ』

今泉慎一/編 おもしろ城郭史研究会/編 青春出版社 2020年
城を訪れた際の記念として発行される「御城印」に着目したガイドブックです。この本では、全部で59の城の歴史やゆかりの人物などと共に、そこで貰える御城印が紹介されています。城めぐりの新しい楽しみ方を発見できる1冊となっています。

『一度は行くべき行きにくい城』

双葉社 2019年
この本では、天守閣がある城ではなく、地形を生かして建てられた山城に関するガイドブックです。アクセス面などを数値化し、「行きにくさ」のレベルごとに32城を紹介します。

『歴史家と噺家の城歩き』

中井均/著 春風亭昇太/著 齋藤慎一/著 高志書院 2018年
城マニアの噺家・春風亭昇太氏と城郭研究の専門家が、武田氏ゆかりの地を訪ねます。城の構造を示した「縄張り図」を基に、城の形や時代背景などを読み解きます。城歩きの楽しさを伝えた1冊です。

『攻める山城50城』

清野明/著 萩原さちこ/監修 山と溪谷社 2018年
城は築かれた場所によって、山城、平山城、平城、水城(海城)と分類されることがあります。中でも、山城は山を城地として築かれた城を指します。この本では関東周辺の50の山城を取り上げ、地形を活かした設計の特徴や実際に歩く際のポイントが解説されています。

『一度は行きたい日本の美城』

学研パブリッシング 2014年
日本各地の城から美しさを基準に厳選した55城を掲載しています。夕日の中に映える城、桜に彩られる城、雪の中に佇む城など美しい写真が旅心をかき立てます。

『日本100名城公式ガイドブック』

日本城郭協会/監修 ワン・パブリッシング 2020年

『続日本100名城公式ガイドブック』

日本城郭協会/監修 ワン・パブリッシング 2020年

『地図で旅する!日本の名城』

千田嘉博/監修 JTBパブリッシング 2020年

千葉県の城

『千葉県の中近世城館』(シリーズあり)

千葉県教育委員会/編 戎光祥出版 2021年
千葉県にある中近世の城館跡について、千葉県教育委員会が1990(平成2)年度から1993(平成5)年度にかけて行った調査結果や城館分布図を見ることができます。下総編には、成田市の寺台城跡、公津城跡、荒海城跡、長沼城跡、東和泉城跡、駒井野城跡が掲載されています。

『房総里見氏の城郭と合戦』

小高春雄/著 戎光祥出版 2018年

『図説房総の城郭』

千葉城郭研究会/編 国書刊行会 2006年

『東葛の中世城郭』

千野原靖方/著 崙書房出版 2004年

世界の城

『世界の美しいお城と宮殿』

ワン・パブリッシング 2020年
東西南北に分けたヨーロッパとアジア、五つのエリアにある城と宮殿が紹介されています。その壮麗な姿は、まるでおとぎ話のようです。日本からは、雲海で有名な兵庫県・竹田城がエントリーしています。

『世界の美しい廃城・廃教会』

パイインターナショナル 2020年
天井が落ち、草が生い茂った廃墟の城にも、独自の美があります。霧に包まれた古城や夕闇に浮かび上がる崩れた城郭など、幻想的な写真とともに、どうして廃墟になったのか、その歴史がそっと語られます。

『図説ヨーロッパ100名城公式ガイドブック』

紅山雪夫/著 河出書房新社 2011年
多数の世界遺産を含むヨーロッパの名城について、最寄りの町からの行き方や、その城で起きた歴史的事件などをわかりやすくまとめた本です。見どころの一言解説では、写真スポットや散策路も紹介されていて、旅の想像を膨らませてくれます。

『世界の城と要塞』

アンリ・スティルラン/著 創元社 2009年
城は、貴族の邸宅であるばかりではなく、要塞としても活躍しました。「空から見る驚異の歴史シリーズ」と銘打たれたこの本では、見開きごとに折りたたまれたページを展開することで、上空から撮影された要塞としての城とその立地が、大版の写真で見られます。吸い込まれそうな勢いです。

『図説英国貴族の城館』

田中亮三/著 河出書房新社 2008年
カントリー・ハウスと呼ばれる城館は、英国の貴族たちが自身の所領に建てた広大な庭を持つ邸宅です。この本では、著名なカントリー・ハウスや、邸内にある各種の部屋を豊富な写真とエピソードで紹介しています。

『写真で巡る世界の城』

雷鳥社 2016年

『中世ヨーロッパの城塞』

J.E.カウフマン/共著 H.W.カウフマン/共著 ロバート・M.ジャーガ/作図 中島智章/訳 マール社 2012年