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身の回りの法を知ろう

最終更新日 2021年11月18日

展示期間 : 10月から11月

展示場所 : 本館一般展示


展示ポスター
社会には、契約やお金にまつわるルールやしくみ、困ったときに利用できる制度など、色々な「法」があります。法というと難しく、人を罰するものというイメージが強いかもしれません。しかし、法はお互いを尊重し、社会の秩序を保つ大切な役割を果たしています。
学校や職場、家族の問題など、トラブルに巻き込まれた際に法が自分や大切なものを守る手段の一つとなります。今回の展示では、法学の入門書や、問題解決に役立つ法律の解説書などを集めました。法を知ることで、問題解決の糸口を見つけたり、これからのトラブルを避けることができるかもしれません。法の視点から、身の回りの物事を考えてみませんか。

展示関連情報

法津に親しもう

『もしも世界に法律がなかったら 「六法」の超基本がわかる物語』

木山泰嗣/著 日本実業出版社 2019年
女子中学生のジュリは謎の老人「ジャス」に出会い、「法律のない世界」に連れて行かれてしまいます。六法のない世界を巡りながら、法がないゆえの様々なトラブルに巻き込まれます。章ごとに解説や条文も収録され、法律がどのように生活に関わっているのかを知ることができます。

『落語でわかる「民法」入門』

森章太/著 日本実業出版社 2021年
民法を初めて学ぶ人向けに、法律用語を落語の噺を用いて解説しています。事例に出てくる人物は、全員落語の登場キャラクターなので、面白く読み進めていくことができます。各話は独立しており、それぞれ5、6ページで構成されているので、時間がない人にもお薦めできる1冊です。

『おっさんず六法』

松沢直樹/著 飛鳥新社 2021年
会社でも家庭でもストレスだらけの「おっさん」をモデルに、法的対応で生き残る方法を愉快なイラストとともに解説しています。本文中の「法律は誰に対しても平等に作ってるんだから、知ろうとしないオマエが悪い」という言葉が印象的です。

暮らしに関する法

『消費者のための住宅リフォームの法律相談Q&A 正しい発注契約からトラブル対応まで 補訂版』

日本弁護士連合会消費者問題対策委員会/編 民事法研究会 2021年
住宅をリフォームする際に業者との間で起こり得るトラブルの対処法について、Q&A方式で答えています。巻末には、業者と契約する際の一連の流れや、チェックポイントが記載されたリストも付いており、事前にトラブルを回避するのにも役立ちます。

『隣り近所のトラブル解決Q&A 安心して住める住環境を作るために』

荒井総合法律事務所/編 法学書院 2018年
騒音や振動、ペットや空き家の問題など、世の中には沢山の近隣トラブルが存在し、解決の仕方について思い悩むこともあります。トラブルを種類ごとに分類し、法律を学んだことがない人にもわかるよう、解決方法がやさしく解説されています。

『ペット訴訟 ハンドブック』

渋谷寛/著 日本加除出版株式会社 2020年
家族の一員であるペットですが、民法上では「モノ」として扱われます。けれど、その命は、動物愛護管理法や刑法などで守られています。ペットが事故や取引トラブルに巻き込まれたときや、飼い主が加害者になってしまったときに役立つ判例や訴訟の書式が紹介されています。

『特定商取引のトラブル相談Q&A 基礎知識から具体的解決策まで』

坂東俊矢/監修 民事法研究会 2018年
訪問販売、通信販売、マルチ商法などの特定商取引のトラブル事例が掲載された本です。クーリング・オフの方法など、各商取引の具体的な事例について、詳しく説明されています。

『LGBT法律相談対応ガイド 改訂版』

東京弁護士会LGBT法務研究部/編著 第一法規 2021年
LGBTをめぐる環境は日々変化しています。様々な自治体で、差別禁止やパートナーシップ制度などの条例の公布・施行が行われ、社会的な理解は少しずつ前に進んでいますが、十分であるとは言えません。LGBTの人が生きていく上で抱える悩みや不安の解決を、法や制度の観点から手助けする本です。

家庭に関する法

『結婚・事実婚・同棲に迷ったときに読む本 ミドル・シニアカップルの法律相談』

黒沢計男/著・監修 自由国民社 2016年
ミドル・シニアカップルには、お金のことや子どものことなど解決しなければいけない問題が多くあります。相談する相手も少なく、決断には大きな迷いと不安が伴うことでしょう。事例ごとに、図表での解説や周囲の立場に立った心配点の説明もあり、背中を押してくれる1冊です。

『子どものネットトラブルに悩む親の法律知識Q&A』

牧野和夫/編 中央経済社 2015年
現代の子ども達にとって、インターネットは身近な存在です。もし子どもがネットトラブルに巻き込まれたら、親はどう対処するべきでしょうか。この本では、具体的な事例について、法律の専門家がQ&A形式でわかりやすく説明しています。

『Q&Aでわかる!デジタル遺産の相続』

笹川豪介/著 きんざい 2021年
パソコンに残したデータやSNSアカウント、電子マネーなど、デジタルデータは身の回りに溢れ、今や重要な財産の1つです。新しい分野であるデジタル遺産の相続手続きについて、Q&A形式で解説されています。

『家族に迷惑をかけたくないあなたが認知症になる前に準備しておきたいこと』

海老原佐江子/著 WAVE出版 2021年
皆さんは遺言を書いたことがありますか。いつ自分が死んでしまうかは誰にもわかりません。さらに、認知症になってから作成した遺言は、法的に認められない場合もあります。相続で揉めないための、遺言の書き方をまとめた本です。

『すぐに役立つイザというときに困らない最新親の入院・介護・財産管理・遺言の法律入門』

中村啓一・森島大吾/監修 三修社 2021年
自分の親が突然倒れたときに、何をすればいいでしょうか。入院、医療費、介護保険、老人ホーム、成年後見制度、相続、遺言…。流れはなんとなく知っているけど、詳しいことは分からないこれらの仕組みを、やさしい言葉で解説した1冊です。

『シニア六法』

住田裕子/監修・著 KADOKAWA 2020年
相続や熟年離婚など家族間のトラブルや、介護トラブルや詐欺にあった時の対処法など、シニア世代に必要な法律を紹介されています。トラブル予防のために、読んでおきましょう。

学校等に関する法

『Q&A保育所・幼稚園のための法律相談所 現場からの56相談に、顧問弁護士がわかりやすく答えました』

岩月泰頼/編著 日本加除出版 2018年
園内での事故や、事故の予防策が解説されています。過去の事例をもとに、関連する統計調査の数値とともに法的な要点がわかりやすく解説されています。園児のプライバシー保護や保育士等の労務管理の留意点などは、保護者が園を選ぶ際のチェックポイントとしても利用できます。

『高校生からの法学入門』

中央大学法学部/編 中央大学出版部 2016年
日常生活で法を意識している高校生は、少ないかもしれません。高校生と法との距離は、それほど離れているわけではありません。彼に「付き合おう」と言われたら契約について考えたり、遅刻してトイレ掃除をさせられたら刑罰について考えたり。高校生にとって身近な問題から法的な視点を養うことのできる1冊です。

『新・大学生が出会う法律問題 アルバイトから犯罪・事故まで役立つ基礎知識 改訂版』

信州大学経法学部/編 創成社 2019年
美容院でのカットやカラーリングにも、契約が発生していると意識したことはありますか。もし美容師に伝えたイメージと実際の仕上がりが全く違った場合、どうするでしょうか。誰にでも起こりうる身近な法律問題を、当事者の目線で考えることができる1冊です。

『学校トラブル法的対応Q&A 学校における法律問題と適切な対応策』

飛翔法律事務所/編 経済産業調査会 2019年
いじめやハラスメントだけではなく、校則違反や給食費、近隣住民との問題についての対応方法などを、事例を交えながらQ&A形式でわかりやすく解説しています。学校側の対応だけではなく、学校に対応を求める保護者にも役立つ本です。

『僕らが生きているよのなかのしくみは「法」でわかる 13歳からの法学入門 』

遠藤研一郎/著 大和書房 2019年
「テストでカンニングするのはなぜダメなの?」「制服を自由に着こなしてはいけないの?」などの日常の疑問から、法律の意義や必要性が解説されています。学校が舞台のストーリーマンガを通して、法律について考えるきっかけとなる入門書です。

『いじめから子どもを守る 教員×弁護士対話で解決 』

鬼澤秀昌/著 エイデル研究所 2021年
実際にあったいじめ問題を、裁判例や報告書をもとに、教員と弁護士が対話をしながら検討していきます。具体的な経緯や判断が難しいポイントも提示され、その時々の対応方法について、読者自身が考えさせられます。

職場に関する法

『ブラック企業から身を守る!会社員のための「使える」労働法』

今野晴貴/著 イースト・プレス 2018年
「働くこと」に悩んでいませんか。職場で違法状態を経験した多くの人は、労働法の概要は知っていても何もしないまま諦めてしまうそうです。この本は「使える」労働法のテクニックが示されています。「護身術」としての労働法を身につけて、自身の身を守りましょう。

『職場六法 働く人を守る! 』

岩出誠/著 講談社 2021年
働く人を守る法律を知っておくと、職場で困難な状況に置かれたときに、どう対応すべきかが判断しやすくなります。どの法律が働く人を助けてくれるかを、実例やイラスト入りの文章と共に紹介されています。巻末には、トラブルが起きた時に相談できる窓口や、手続き方法も掲載されています。

『判例から読み解く職場のハラスメント実務対応Q&A パワハラ セクハラ マタハラ…etc 第3版』

小笠原六川国際総合法律事務所/著 清文社 2020年
ハラスメントと聞いて何が思い浮かびますか。本書には、職場で起こることが多いパワハラ、セクハラ、マタハラについて、対応方法が書かれています。被害者は勿論、加害者や企業側の質問にも答えており、判例も豊富です。法律の初心者でも読みやすく、非常に役立つ1冊です。

『ハラスメントの正しい知識と対応 職場で取り組む予防・対策』

梅澤康二/著 ビジネス教育出版社 2021年
職場でのハラスメント行為は、どこまでがセーフでどこまでがアウトなのでしょうか。この本では、セクシャルハラスメントに始まる様々なハラスメントについて、民法上の違法性を指摘し、その判断基準や具体的な事例について説明しています。職場におけるハラスメントについて、正しい知識を身に付けられる1冊です。

『地下アイドルの法律相談』

深井剛志ほか/著 日本加除出版 2020年
地下アイドルの労働環境は悪く、事務所に有利な契約になっていたと後から気づく場合があります。「恋愛禁止」や「ファンからの迷惑行為」などのトラブルは尽きません。そういった問題に巻き込まれてしまった時に、どうすれば良いかがわかりやすく説明されています。

『コロナ危機でみえた雇用の法律問題Q&A 在宅勤務 賃金 休業 罹患 ハラスメント 安全配慮義務 労災 採用 退職金 解雇 雇止め』

水谷英夫/著 日本加除出版 2021年
新型コロナウイルス感染症により、私たちの生活は大きな影響を受け、働き方も急速に変化しました。在宅勤務や休業要請、感染後の出勤停止措置など、コロナ禍での労働問題の細かな具体的事例が幅広く取り上げられ、問題点についても述べられています。

参考になるサイト

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