私たちの暮らす千葉県は三方を海に囲まれています。海水浴や潮干狩りで遊んだ思い出がある方も多いことでしょう。
古代から人は海の恵みを受けて暮らしてきました。食糧としての魚介類のほか、貝殻を使った美しい螺鈿細工、マッコウクジラの体内でできる竜涎香、イワシを利用した魚肥なども重要な交易品として取引されてきました。近年は海底の鉱床やメタンハイドレートなどの資源も注目されています。
一方で、人の活動により、海も変化してきています。地球温暖化による海面上昇や海洋プラスチックの漂流など、人のみならず海の生物や地球環境にも悪影響を及ぼす問題に警鐘が鳴らされています。
私たちにとって身近でありながら、広く奥深い世界を内包する海。図書館の本の海に飛び込んで、様々な視点から海の知識を広げてみませんか。