2020(令和2)年はベートーヴェン生誕250年の節目の年です。
250年前の12月にドイツのボンで生まれ、幼いころから父ヨハンにより音楽の英才教育を受けたベートーヴェンは、ピアノや管弦楽、オペラ、宗教音楽など様々なジャンルの曲を精力的に創作し、ピアニスト兼作曲家として活躍しました。
20代後半に音楽家としては致命的な難聴の病気を患い、徐々に聴力を失いながらも、その創作意欲は衰えることなく、晩年には独唱・合唱を含む声楽を取り入れた代表作「交響曲第9番」を発表しています。年末年始コンサートでもおなじみの「第九」です。
ベートーヴェンは後世の音楽に多大な影響を与え、日本では「楽聖」と呼ばれて親しまれています。現在でも世界中の人から愛される数々の名曲を生み出したベートーヴェンの生涯や、その時代を紹介した本、作品を解説した資料を集めました。