2020(令和2)年は「松竹映画」が誕生して100周年を迎える記念の年です。1920(大正2)年2月11日、創業者である白井松次郎と大谷竹次郎の双子の兄弟により、「松竹キネマ合名会社」が設立されました。同年、蒲田撮影所開所により映画製作活動が開始され、今日の「松竹株式会社」に至っています。
現在は、映画・演劇の制作、歌舞伎の興行等を中心に事業をおこなっていますが、かつては文楽(人形浄瑠璃)や歌劇、相撲興行やプロ野球、ボウリング、アイススケートリンクの運営事業等もおこなっていました。映画作りにおいては、日本初のトーキー映画やカラー映画製作を手がける等の発展を続け、今日に至るまで日本映画史を飾る数々の名作や話題作を生み出しています。
今回の展示では、人々の心に残る映画作品に関する本や、「松竹映画」を彩ってきた監督や名優たちに関する本を紹介します。