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いろいろなたまご

最終更新日 2020年02月28日

展示期間 : 03月から04月

展示場所 : 本館児童展示


展示ポスター
みなさんにとって一番身近な卵はニワトリの卵でしょうか。白くて、固い殻に覆われていて、たまご型といわれる独特の形をしています。しかし、鳥の種類が違えば、卵の色や形、大きさ、模様も違います。ウグイスの卵は赤茶色ですし、ウミガラスの卵は先が細長くとがった形をしています。世界で一番小さい鳥の卵はマメハチドリという鳥のもので、長さが6ミリメートルほどしかありません。
卵は鳥類固有のものではなく、動物にはみんな卵があります。両生類の卵の中には、泡やゼリーのようなもので包まれて産み出されるものもあります。魚や海の生き物の多くは、親が世話をしたり、卵を守ったりせずに、卵を産みっぱなしにします。
卵は、親から子へと命を繋いでいく重要な役目を果たしているのです。今回の展示では、卵に関係するいろいろな本を紹介します。

展示関連情報

たまごについて知る本

『たまごの図鑑』

大木邦彦/文・構成 今泉忠明/監修 あかね書房
鳥の卵には、形や色、模様によって、敵に見つかりにくかったり、巣から転がり落ちないようになっていたり、危険から守るための工夫や特徴があるようです。は虫類の卵は、鳥の卵に比べると殻が乾きやすく、穴の中に産み出されたり、砂や土、草などをかぶされたりします。
色々な卵を見て、比べて、卵の不思議や動物たちの生きる知恵に触れてみましょう。

『たまごのはなし かしこくておしゃれでふしぎな、ちいさないのち』

ダイアナ・アストン/文 シルビア・ロング/絵 千葉茂樹/訳 ほるぷ出版
卵は色とりどりで、形も様々です。また、石ころそっくりの模様や、水辺の泥そっくりの灰色や、周りの世界に上手く溶け込んで卵を守るための工夫もあります。手触りも、固かったり、柔らかかったり、ねばねば、つるつる、ざらざらと動物によって違います。

『たまごのふしぎ たまごは生命のカプセル』

吉村卓三/著 オデッセウス
鳥や魚、は虫類、両生類、昆虫、動物はみんな卵があります。イヌやクジラ、ヒトなどのほ乳類は卵を産みませんが、お母さんのお腹の中で卵が成長し、赤ちゃんとして生まれてきます。
軟体動物、昆虫類、魚類、両生類、は虫類、恐竜、鳥類の卵について紹介し、ニワトリやアルダブラゾウガメ、テントウムシ、メダカなどの誕生の様子も写真で説明しています。

『メダカのたまごはなぜまるい たまごの形くらべ』

七尾純/著 国土社
メダカの卵はまんまるで、表面が柔らかく、細い毛に包まれています。ニワトリの卵はまんまるではないし、表面は固いからに包まれています。同じ卵なのに、どうしてこのような違いがあるのでしょう?
地球上に卵を産む生き物が現れたのは今から6億年前のことだと言われていますが、いったいどんな卵を産んでいたのでしょうか。卵の歴史をひも解きながら、動物たちの卵の違いを見てみましょう。

『さかなのたまご いきのこりをかけただいさくせん』

内山りゅう/写真・文 ポプラ社
川にくらす魚は、子どもを残すために様々な方法で卵を守ります。カワヨシノボリは、オスが卵を見張ります。トミヨは、卵のかくし場所を作り、そこに卵を産み付けます。命を繋ぐために行われる魚たちの大作戦を覗いてみませんか。

『恐竜のタマゴ』

ヒサクニヒコ/文絵 講談社
恐竜が卵を産む動物だということがわかったのは、100年ほど前のことです。1922(大正11)年にアメリカ自然史博物館の探検隊が中国とモンゴルにまたがるゴビ砂漠を調査していて、恐竜の卵の化石を発見しました。それ以降、世界中で恐竜の骨の化石だけでなく、卵の化石や巣の発見にも力を入れるようになり、恐竜がどんな生活を送っていたのか解明する手立てのひとつとなっています。

『石の卵』

山田英春/文・写真 福音館書店
「ドラゴンの卵」や「雷の卵」という、石の卵があります。ドラゴンの卵は大昔の海の底で生まれ、雷の卵は山で火山が噴火する時に地上にあふれ出た溶岩の中で生まれます。石の卵を割ったり切ったりしてみると、石の結晶や鉱物などによる、美しく、不思議な色や模様が表れることがあります。この本では、石の卵の魅力をたくさんのカラー写真で紹介しています。

『たまごの科学』

伍井一夫/著 平山明彦/監修 星の環会
ゆで卵と生卵を割らずに見わけるには、どんな方法があるでしょう?殻の柔らかい、ぷよぷよゆで卵って何?卵の上に乗ることができるって本当?
身近なニワトリの卵を中心に、卵を使った131の実験・観察を通して卵の秘密、科学的な要素に迫ります。

『たまごのひみつ』

清水清/著 あかね書房

たまごが登場する絵本・お話

『ゆうこのあさごはん』

やまわきゆりこ/さく・え 福音館書店
今日のゆうこの朝ご飯は、バターのついたパンと牛乳、チーズ、ゆでたまごです。ゆでたまごには顔が書いてあって、ゆうこを冒険に誘います。ゆでたまごの言うとおりに、ゆうこが小指に塩を付けてなめてみると「びゆことおしのまほう」がかかって、ゆうこはゆでたまごと同じくらい小さくなりました。

『おひさまのたまご』

エルサ・ベスコフ/作・絵 石井登志子/訳 徳間書店
ある日、森の探検をしていた妖精は、丸くて大きな、だいだい色をしたものを見つけました。妖精は、どこから落ちてきた卵だろうと空を見上げ、お日様が自分の卵を落としてしまったに違いないと考えます。この大ニュースを誰かに教えようと、妖精は急いで走りだしました。

『がちょうのたまごのぼうけん』

エバ・ザレンビーナ/作 内田莉莎子/訳 太田大八/画 福音館書店
がちょうの卵は、産み落とされてから3日目に旅に出かけていきました。卵が、あっちを眺めたり、こっちをのぞいたりしながら進んでいくうち、ざりがにのかんたに会い、おんどりのこけっこうに会い、あひるのくゎっこに会い……旅の仲間はどんどん増えていきました。

『たまごをうってこぶたをかって ブルガリアの昔話』

八百板洋子/再話 日置由美子/絵 福音館書店
ある時、若いお百姓は、100個もたまった卵を売りに市場へ歩いていきました。道中、若者は「卵を売ったお金でめすのコブタを買おう」「そのめすのコブタが育って、たくさん子どもを産んで、どんどんブタが増えたら、今度はブタを売って馬を買おう」と卵が売れた後の夢を思い描くのですが……。

『ふしぎなたまご』

ディック・ブルーナ/ぶん・え いしいももこ/やく 福音館書店
緑の野原に落ちていた、雪のような真っ白い卵は、一体誰の卵でしょう?めんどりでしょうか?おんどりでしょうか?ちいさなねこは「これはねこのたまごです」と言っています。
おやおや、ミシリと卵が鳴って、卵に割れ目ができましたよ。さあ、中にいたのは何だったでしょう。

『たまごとひよこ』

ミリセント・E・セルサム/ぶん 竹山博/え 松田道郎/やく 福音館書店

『たまごのなかにいるのはだあれ?』

ミア・ポサダ/さく ふじたちえ/やく 福音館書店

『たまごのあかちゃん』

かんざわとしこ/ぶん やぎゅうげんいちろう/え 福音館書店

『だれのたまごかな』

寺村輝夫/さく 和歌山静子/え あかね書房

『ゆうれいのたまご』

せなけいこ/さく・え 童心社

たまご料理の本

『オムライス・ヘイ!』

武田美穂/作 ほるぷ出版
「オムライス、ヘイ!」「まずはなかみだ ケチャップごはん」「たまねぎだ、ヘイ!とりにくだ!」「たまごをいれるぞ」「ジュージューだ!」「ごはんをいれるぞ しょうぶだぞ!」
オムライスが出来上がるまでを、美味しそうな絵と、リズムの良い言葉で表現しています。

『かこさとしの食べごと大発見6』

加古里子/絵と文 農山漁村文化協会
日本の西にあるので、ヨーロッパやアメリカのことを西洋と呼ぶことがあります。この本では、西洋料理や洋食といわれる西洋の食事を紹介しています。ゆでたまご、かきたまご、ココットエッグ、オムレツなどの卵料理の作り方も載っています。

『かんたん!たまごりょうり』

さくらももこ/原作 大森いく子/料理 金の星社
パプリカを使ったお花の形のめだまやきや、たまごスープ、ハンバーグたまごなど、簡単に作れる卵料理が9つ載っています。おうちの人と一緒に、お料理に挑戦してみませんか?

『今日からわたしは一流シェフ3』

米原ゆり/著 新日本出版社