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いい夢、見よう

最終更新日 2018年04月21日

展示期間 : 03月から04月

展示場所 : 本館児童展示


展示ポスター
皆さんは、寝ている間に「夢」を見たことがありますか?
「よく見る」という人もいれば、「全然見ない」という人もいるでしょう。「夢を見たはずなのに、起きたら忘れてしまった」ということもあるかもしれません。
実は、好きな夢を見る方法や「どうして夢を見るのか」という謎は、まだ解決していません。皆さんにとって身近な「夢」は、不思議がいっぱいなのです。
今回の展示では、夢の中の世界が登場する物語や、眠りの秘密に関する資料をご紹介します。

展示関連情報

夢ってなんだろう?眠るってなんだろう?

『夢ってなんだろう』

村瀬学/文 杉浦範茂/絵 福音館書店
目をつぶったら何も見えないはずなのに、人は眠っている間に夢を見ます。夢の中では、楽しい思いをすることもあれば、起きているときよりずっと怖い思いをすることだってありますね。「夢」って、一体なんでしょう。
科学者たちが調べて分かったこと、分からなかったこと、夢や眠るという不思議なことについて、簡単な言葉で書かれています。

『睡眠がよくわかる事典 眠りは脳と心の栄養!』

神山潤/監修 PHP研究所
どうして私たちは眠るのか、眠っているときに身体はどうなっているのか、という睡眠の基本から学ぶことができる1冊です。あくびが出る理由や金縛りが起こる理由なども紹介されています。

『調べよう!実行しよう!よいすいみん』(全3巻)

神山潤/監修 こどもくらぶ/編 岩崎書店

動物の眠り

『どうぶつたちがねむるとき』

イジー・ドヴォジャーク/作 マリエ・シュトゥンプフォヴァー/絵 木村有子/訳 偕成社
動物たちは、眠るときにどうしているか知っていますか?私たち人間と同じように、横たわって眠るのでしょうか。いいえ、アザラシは海へもぐって眠るし、フラミンゴは1本足で立ったまま眠ります。住んでいるところも姿かたちも違えば、眠り方もそれぞれ違うのです。他にも、ペリカン、ラッコ、キリン、ミドリニシキヘビなど、たくさんの動物たちの眠り方がイラストで紹介されています。

『さかなだってねむるんです』

伊藤勝敏/写真 嶋田泰子/文 瀬能宏/監修 ポプラ社
ほとんどの魚にはまぶたがないので、眠っている間にも目はぱっちりと開いています。だから、魚が起きているのか眠っているのか、ちょっと見ただけでは分からないことが多いのです。この本では、色々な魚の眠っている姿を写真に収めています。砂にもぐりこんで眠る魚もいれば、泳ぎながら眠る種類の魚もいるし、眠っている間は体の色や模様を変える魚たちも登場します。

『ねむいんだもん』

福田幸広/しゃしん ゆうきえつこ/ぶん そうえん社
ウマは野原でごろんと寝ころんで、すやすや。リスは木の枝の上で、うっつらうとうと。動物たちの「ねむいんだもん」という声が聞こえてくるような、写真絵本です。

『動物のちえ 4』(全5巻)

成島悦雄/監修 ネイチャー・プロ編集室/編著 偕成社
人間も含め、動物は眠ることで体を休め、また元気に活動する準備を整えます。ですが、自然の中で眠ることは時として命の危険を伴います。食べようとおそってくる敵が近くに来ても気づくことができなかったり、潮の流れでいつのまにか遠くの海まで流されてしまったり…。「動物のちえ」シリーズ第4巻では、眠りに関する知恵について紹介しています。動物たちは生きていくために、どんな知恵を働かせながら眠っているのでしょう。

絵本

『おやすみなさいのほん』

マーガレット・ワイズ・ブラウン/ぶん ジャン・シャロー/え いしいももこ/やく 福音館書店
夜になると、小鳥も魚も羊も、船や飛行機も、みんなそれぞれの場所で眠ります。柔らかい色づかいと言葉の繰り返しが、まるで子守唄のような1冊です。

『おやすみなさいおつきさま』

マーガレット・ワイズ・ブラウン/さく クレメント・ハード/え せたていじ/やく 評論社
夜、大きな部屋で、子ウサギがベッドから周りを眺めています。「おやすみ おつきさま おやすみ おつきさまをとびこしてるうしさん」やがて夜はふけて、部屋の中はだんだん暗くなり、子ウサギは眠りに落ちます。
おやすみ前の1冊に最適な、長年読み継がれている名作絵本です。

『よるのこどものあかるいゆめ』

たにかわしゅんたろう/ぶん むらいさち/しゃしん マイクロマガジン社
「めを つむってごらん よるがゆめで あかるいよ ゆめはゆらゆら ゆれながら だれかがねるのを まっている」
海の中を淡い色合いで撮影した写真と谷川俊太郎さんの詩が、読んでいる人を眠りの世界へ誘います。巻末には「おやすみたいそう」や眠る前の準備についても掲載されています。

『よるくま』

酒井駒子/作・絵 偕成社
「ママ あのね…」ベッドに入った男の子は、昨日の夜遅くにやってきた「よるくま」について話しはじめました。よるくまは、かわいいくまの子。目が覚めたらお母さんぐまがいなかったので、探している途中でした。男の子とよるくまは、お母さんぐまを探して一緒にハチミツ屋さんに行ったり、公園に行ったり、よるくまのお家に戻ってみたり。それでも見つからないので、よるくまはとうとう泣き出してしまいました。涙は夜みたいに真っ黒で、周りもどんどん暗くなっていきます。

『おやすみみみずく』

パット=ハッチンス/さく わたなべしげお/やく 偕成社
みみずくが、あーねむたい、と目をつぶっていると、ハチがやってきて羽をぶんぶん鳴らします。お次はリスがやってきて、木の実をカリカリかじります。その後は、カラスもやってきてカーカーカーと鳴くので、みみずくはなかなか眠ることができません。あーねむたい。

『どこでおひるねしようかな』

きしだえりこ/さく やまわきゆりこ/え 福音館書店
どこでお昼寝しようかな。木の上?草の上?葉っぱの上?リスやネコ、ウサギ、ブタ、他の動物たちも、それぞれちょうどいい場所が見つかったら、おやすみなさーい。

『おやすみなさいコッコさん』

片山健/さく・え 福音館書店
夜になって、起きているのはお月さまだけ…と思ったら、まだコッコさんが眠っていませんでした。お月さまは、空の雲も眠ったからコッコさんもおやすみなさい、と言います。ところが、コッコさんは「コッコはねむらないもん」と言います。池の水も、池の魚も、鳥も、犬も、みんなが眠ってもコッコさんは「コッコはねむらないもん」と繰り返すばかりです。

『おさるのジョージゆめをみる』

M.レイ/原作 H.A.レイ/原作 渡辺茂男/訳 岩波書店

『うさこちゃんのゆめ』

ディック・ブルーナ/さく 福音館書店

『おやすみなさい』

ヴィルジニー・アラジディ/ぶん カロリーヌ・ペリシェ/ぶん エマニュエル・チュクリエール/え カヒミ カリィ/やく アノニマ・スタジオ

『おひさまぽかぽか』

笠野裕一/作 福音館書店

物語

『ドリームバスター』(全5巻)

宮部みゆき/著 コサト/イラスト 徳間書店
地球に住む人々の夢に潜り込み人格を乗っ取ろうとする凶悪犯を退治する賞金稼ぎ、それがドリームバスター(D・B)。惑星テーラに住む16歳の少年シェンと育て親のマエストロが、人々を悪夢から救い出します。

『選ばなかった冒険 光の石の伝説』

岡田淳/著 偕成社
小学6年生の学とあかりは、保健室に向かう途中で「光の石の伝説」というテレビゲームの世界へ迷い込んでしまいます。1度は現実世界に戻ってきたものの、それ以降眠りにつくことで2つの世界を行き来するようになりました。2人は元の世界に戻るため、そして「光の石の伝説」の世界を平和なものにするため、光の石を求めて仲間たちと闇の王に挑みます。

『ぬすまれた夢』

ジョーン・エイキン/作 井辻朱美/訳 マーガレット・ウォルティー/絵 くもん出版
「ああ、夢をなくしちゃった!すごくすてきな夢だったのに!」
誰かが自分の夢を盗んだのだと考えたクレムは、夢を取り返しに行くことにしました。夢を持っていった「歯の妖精」が住んでいるのは、あらゆるものの裏側にある「月の島」です。クレムは「草の妖精」や「パンの妖精」などの妖精たちの力を借りて「月の島」へと向かいます。
9つの短いお話が収められたファンタジー集です。

『いい夢ひとつおあずかり』

小松原宏子/作 北見葉胡/絵 くもん出版
バク太郎は、「バク」という夢を食べる動物です。山奥のすみかを出たバク太郎は、町で夢銀行を開くことにしました。夢銀行にいい夢を預けると、利子として夢をもっとよくするおまけをつけてくれます。そして、わるい夢は手数料としてバク太郎がもらってくれるのです。続きのお話に『いい夢ひとつみぃつけた』もあります。

『不思議の国のアリス』

ルイス・キャロル/作 ジョン・テニエル/絵 脇明子/訳 岩波書店

『真夜中のパーティー』

フィリパ・ピアス/作 猪熊葉子/訳 岩波書店

『あなたの夢におじゃまします』

岡田貴久子/作 たんじあきこ/絵 ポプラ社

『ゆめの中でピストル』

寺村輝夫/作 北田卓史/絵 復刊ドットコム