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2016年度展示情報一覧
未来の技術 ‐ロボット・人工知能・VR‐

未来の技術 ‐ロボット・人工知能・VR‐

最終更新日 2017年05月25日
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展示期間 : 09月から10月

展示場所 : 本館一般展示


展示ポスター
バーチャル・リアリティ(Virtual Reality)の略称であるVRとは、五感の刺激によって仮想空間が本当に存在するかのような環境を作り出す技術です。2016(平成28)年はバーチャル・リアリティ元年。バーチャル・リアリティの技術を利用した製品が続々と発売され、娯楽だけでなく医療や教育など様々な分野での活用が期待されています。
バーチャル・リアリティに限らず、人工知能が将棋や囲碁のプロ棋士と対戦して互角の勝負を繰り広げたり、ヒューマノイドロボット・ペッパーの人材派遣サービスが始まったりと、近年の目覚しい技術の発展にともない、物語の中で描かれていたような出来事が次々と現実のものとなっています。人並みの知能を持つロボットが仕事や生活の大切なパートナーとなる日も近いかもしれません。その一方で、イギリスの理論物理学者であるホーキング博士は人工知能の急速な進化に対して警鐘を鳴らしており、人工知能が人間の知能を追い越す危険性も現実味を帯びています。
今回の展示ではバーチャル・リアリティ、人工知能、ロボット、その分野をテーマにした小説を紹介します。

展示関連情報

バーチャル・リアリティ

『だまされる脳』

日本バーチャルリアリティ学会VR心理学研究委員会/編 講談社 2006年
だます?だまされる?人間はなぜだまされるのか、なぜだまされなければならないのでしょうか?バーチャル・リアリティの技術が発達した現在、私たちの脳はどのように情報を処理して現実を認識しているのでしょうか?バーチャル・リアリティ技術の発達と知覚心理学の研究により、脳の情報処理を解き明かします。

『VRビジネスの衝撃』

新清士/著 NHK出版 2016年
「バーチャル・リアリティ元年」と呼ばれている2016(平成28)年、仮想現実の技術を使ったゲームを楽しめるゴーグル型端末が本格的に登場します。外界の音や光、人の気配などは、時には集中の大きな妨げとなります。しかしゴーグル型の端末は、それらをすべて遮断し、全く別の世界を感じて過ごすことができる環境を作り出します。バーチャル・リアリティビジネスの最前線をレポートした渾身の1冊です。

『バーチャルリアリティ入門』

舘すすむ/著 筑摩書房 2002年 ※すすむは日へんに章
バーチャル・リアリティの基礎となる科学技術的観点から、バーチャル・リアリティの基本的な考え方、人間の認識と行動の仕組み、技術と人間とのかかわり、社会とのつながりなどを中心にまとめられたバーチャル・リアリティの入門書です。バーチャル・リアリティに興味を持ち、考え方を理解し基礎を学べる1冊です。

『「VR」「AR」技術最前線』

IO編集部/編 工学社 2015年
「AR(オーグメントリアリティ:拡張現実)」は、私たちが暮らしている世界(リアルな世界)に何かを追加して、その世界の意味を拡張したり、追加したりするもの、たとえば、現実には存在しないキャラクターを現実世界の映像と合成して遊んだり、道路を写した画像に道順のCGを合成してナビの補助を行ったりすることです。「VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)」は、「仮想の」と訳しがちですが、厳密には「本当は違うんだけど、実際は本物のようになってしまっている」という意味合いを含んでいます。つまりは、すべての世界をCGで描き出していて、本物ではないと理解しているんだけど、やっぱり本物に見えたり、感じたりしてしまうということです。この本で、最新の技術を習得しましょう。

ロボット

『ロボットの脅威 人の仕事がなくなる日』

マーティン・フォード/著 松本剛史/訳 日本経済新聞出版社 2015年
技術の進歩が加速し自動化が進めば、必要とされる人間は少なくなる。人工知能はすでに、人間に与えられていた従来の「良質」な仕事を不要なものに変えつつあります。コンピュータは思考する機械となり、機械はいずれ人間の労働力に大きく食い込み、大半の仕事をロボットが肩がわりできるような時代が到来します。テクノロジーがもたらす広範な失業と、さらなる格差の拡大と、労働人口の高齢化による労働者不足。私たちの未来はどちらに進むのでしょうか?未来の技術は私たちをどのような世界に導いてくれるのでしょうか?

『スーパーヒューマン誕生! 人間はSFを超える』

稲見昌彦/著 NHK出版 2016年
90年代に研究が盛んになったバーチャル・リアリティの世界は、ようやくその普及が始まろうとしています。SFやロボットアニメなどで描かれた未来の世界が、工学的にどのように実現しようとしているのでしょうか。本書のテーマは人間拡張工学であり、機器や情報システムを用いて、人間がもともと持っている運動機能や感覚を拡張することで工学的にスーパーマンをつくりだすということにあります。いつの日か、人間がスーパーマンの能力を身につける日がやってくるかも知れません。

『ロボティクス最前線』

日経産業新聞/編 日本経済新聞出版社 2016年
ロボット産業は猛烈な勢いで進化しています。まさにロボット産業は黄金時代に突入し、いまやその存在は私たちの家庭生活や仕事に深く浸透してきました。人間の頭脳に追いつこうとしている人工知能を備えたロボットは、人間だけで成り立っていた世界を変えようとしています。確実に進化を進めるロボット産業ですが、明るい未来が待っているだけではありません。ロボットが人間を貶める日はくるのでしょうか?ロボットとの共存はどうあるべきなのでしょうか?

『アンドロイドは人間になれるか』

石黒浩/著 文藝春秋 2015年
アンドロイドとは、「外見が区別がつかないほど人間に似ているロボット」のこと。少し前にテレビで話題を集めたマツコロイドもマツコ・デラックスさんにそっくりのアンドロイドで、番組の企画を器用にこなし、楽しませてくれました。マツコロイドの生みの親は、この本の著者である石黒氏。ロボットに「人の気持ち」や「人間らしさ」を求め、人間を超えるアンドロイドを追求します。

『柔らかヒューマノイド ロボットが知能の謎を解き明かす』

細田耕/著 化学同人 2016年
ロボットが世に出てから数十年が経ち、技術の向上とともにロボットも壊れにくく、そして長時間動くことができるようになりました。けれども人間に比べると、身体の部位の故障に対してはまだ弱く、ちょっとした断線やコンピュータの不具合などで、あっという間に動かなくなってしまいます。人間がけがや病気などをしても、ほぼもとの行動を取り戻すことができるようになる裏には、これまでのロボットとは違う根本的な原理の違いが存在するのではないか?人間そっくりなヒューマノイドロボットとは何か?その人間らしさを追及します。

人口知能

『ルポ 電王戦』

松本博文/著 NHK出版 2014年
人工知能とプロ棋士が戦う将棋電王戦。その戦いを傍らで見続けた筆者によるルポルタージュです。コンピュータ将棋の始まりは1967(昭和42)年。当初は簡単な詰将棋しか解けなかった人工知能がどのようにしてプロ棋士と互角以上の勝負を展開するまでに進化したのでしょうか。コンピュータ将棋の開発に情熱をかたむけたプログラマーと、プロの威信をかけて人工知能に挑む棋士達のドラマがくり広げられます。

『ロボットは東大に入れるか』

新井紀子/著 イースト・プレス 2014年
人工知能が東京大学の入試を突破することを目標に、2011(平成23)年から始まった「ロボットは東大に入れるか」プロジェクト。本書はそのプロジェクト発案者が学生に向けて語った講演と、実際に東ロボくん(プロジェクトで使用されている人口知能)が受けたセンター試験の結果が載っています。人工知能が得意なことと苦手なこと、人工知能の現状、人工知能は人間の仕事を奪うかといったトピックを解説しています。

『東大准教授に教わる「人口知能って、そんなことまでできるんですか?」』

松尾豊・塩野誠/著 KADOKAWA 2014年
人口知能が進化すれば犯罪のない社会、学校が必要ない社会がやってくるかもしれない。政治経済、教育、人間と人口知能。人工知能の専門家と実業家の2人が、人工知能がもたらす未来について幅広い分野で対談しています。

『AIの衝撃』

小林雄一/著 講談社 2015年
人工知能開発の歴史や、近年の人工知能の仕組みをわかりやすく解説しており、人口知能の入門書として最適な1冊です。筆者は近年の人工知能の急激な進化は脳科学の理論を人工知能の開発に転用したことと、ビックデータをもとに機械が自ら学習を行う「機械学習」によるものであるとしています。より賢く、より人間の知能に近づきつつある人工知能はいずれ人間を超えるかもしれない。人工知能の発達した社会で人間はどうあるべきかについても考えさせられます。

『AIは「心」を持てるのか』

ジョージ・ザルカダキス/著 長尾高弘/訳 日経BP社 2015年
人工知能・ロボットが人類を救う存在になるかどうかは、人工知能が心を持てるかどうかにある。そう考える筆者は科学や哲学、文学といった様々なアプローチから、どうすれば人工知能が心を持てるのかを考察しています。膨大な桁数の計算を驚異的なスピードでこなし、自ら学習する能力を身につけた人工知能ですが、いくら賢くなっても心を持てるかどうかはまた別問題。今のままの発展の仕方では人口知能が心を持つことはないと筆者は述べています。ではどんな方法なら可能なのでしょうか?人口知能への造詣をより深めることができます。

『世界トップ企業のAI戦略』

EYアドバイザリー/著 日経BP社 2016年
「農業」「ものづくり」「自動車」「住宅」「医療」という5つの分野において人工知能がどのような技術革命をもたらしているか、またその分野の人工知能開発で最前線を走っている企業の取り組みを紹介しています。Google、Amazon、東芝、ソフトバンクなど計52社の企業を取り上げており、あらゆる分野、企業において人工知能が注目されていることがうかがえます。

小説

『われはロボット』

アイザック・アシモフ/著 早川書房 1950年
実際のロボット工学にも影響を及ぼした「ロボット三原則」を生んだSF作家、アイザック・アシモフの代表作です。ロボット心理学の権威であるスーザン・キャルヴィン博士が、ロボットの創成期からその隆盛までを語る形式で物語は進みます。ロボットの台頭による人間の抗議活動、ロボットに管理される社会の是非、人とロボットの違いは何かなど、今なお色あせないテーマを扱っています。

『きまぐれロボット』

星新一/著 角川書店 2006年
長期の休暇をより快適に過ごすために高価なロボットを購入したエヌ氏。料理、掃除、おしゃべりの相手と、はじめは優秀な働きをみせていたロボットですが、そのうち様子がおかしくなり・・・。表題作の他にもロボットにまつわる話を収録した計36編のショートショート集です。

『半導体探偵マキナの未定義な冒険』

森川智喜/著 文藝春秋 2014年
坂巻正行はごく普通の高校生。人工知能学の大家である祖父を持ち、祖父は人間そっくりの探偵ロボット4体を開発して、秘密裏に探偵ロボットの派遣業を行っていました。ある日、祖父の死と共に探偵ロボット3体にエラーが発生。ちぐはぐな思考のまま、ロボットは街に出て探偵業務を始めてしまいます。正行は唯一エラーを起こさなかった少女探偵ロボット・マキナと共に、探偵ロボットの捜索に乗り出します。正行とマキナのやり取りと、探偵ロボットならではの推理が楽しい1冊です。