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森は生きている

最終更新日 2017年05月25日

展示期間 : 03月から04月

展示場所 : 本館児童展示


展示ポスター
2011(平成23)年は、国連が定めた国際森林年です。人間は大昔から森と深く関わって生きてきました。森はたくさんの生命をはぐくみます。水や土をつくり出し、エネルギーや酸素を生き物にあたえてくれます。私たちの生活を支え、やすらぎをあたえてくれる森は、今、その美しい姿を破壊され、急速に消えつつあると言われています。大切な森を守るにはどうしたらよいのでしょうか?森のしくみや森の木々について知り、森でくらす生き物や森と人間とのかかわりを考えてみましょう。

展示関連情報

『森はだれがつくったのだろう?』

ウィリアム・ジャスパソン/文 チャック・エッカート/絵 童話屋 1992年
森がどんなふうにしてでき、どう変わっていくのかには、自然の法則があります。植物だけでなく、いろんな動物がすんでいるのも忘れてはいけません。森の成長と変化の法則をマサチューセッツ州の森を舞台に美しい絵とともに説明します。

『おしゃべりなもり』

E.シム/さく N.スラトコフ/さく N.チャルーシナ/え 福音館書店 2005年
森の動物たちのおはなしがいっぱい、キツツキやカッコウ、トガリネズミやフクロウがつぎつぎに出てくる、にぎやかな絵本です。

『ブナの森は宝の山』

平野伸明/文 野沢耕治/写真 福音館書店 2006年
ブナの森は、ブナ、ミズナラ、トチノキなどさまざまな木が巨木に成長し、数千年も変わらない自然を保ちつづけてきた原生林です。森の中には大小たくさんの沢が流れ、多くの生きものがくらしています。秋田県のブナの森の1年を美しいたくさんの写真でたどってみましょう。

『やまおやじ』

今森光彦/写真・文 小学館 2006年
やまおやじは、幹が太くなったちょっとへんてこりんなクヌギたちのこと。春のおとずれとピンク色のカタクリの花、夏の虫取りの子どもたちや樹液に集まる昆虫たち、雑木林をめぐる季節と生きものたちをやまおやじは見守っています。

『森にいこうよ!』

C.W.ニコル/文 松岡達英/絵 小学館 2004年
二コルさんが大切に育てているアファンの森は、信州の黒姫にあります。いろんな動物がやってくる人気の木、ねぼすけのヤマネやクマキチ、二コルさんと森に住む動物たちのゆかいな生活が、楽しい絵本になりました。

『森は地球のたからもの 1 森が泣いている』

宮脇昭/著 ゆまに書房 2007年
日本は世界でも緑の豊かな国ですが、現在では人工林が増え、土地本来の森が少なくなっています。人間は昔から森を焼きはらうことで自然を征服してきました。古代エジプトやローマ帝国も、かつては緑の樹林や草原の中にあったといいます。物言わぬ、動く力のない森は泣いているのです。

『森の総合学習 1 森といのち』

七尾純/著 あかね書房 2004年
森にはたくさんの生きものが住んでいます。クマなどの大きな動物たちから、野鳥、昆虫、はちゅう類やりょうせい類、土の中にかくれている生きものたちまで、食物連鎖(しょくもつれんさ)という不思議な糸でつながれているのです。そして、森はそれらのしくみをささえ、たえず再生をくりかえしています。

『森のずかん』

松岡達英/さく 福音館書店 1982年
森の中を歩いてみよう。鳥や虫たち、川にすむ生きものも調べよう。食べられる木の実もあるよ。シカのかじったあとや、アナグマのふんもある。夕食の魚をつって、キャンプのごちそうをつくろう。夜の森のたんけんにも行こう。

『森をそだてる漁師の話』月刊たくさんのふしぎ 第132号

野坂勇作/文・絵 福音館書店 1996年
「魚(うお)つき林(りん)」って知っていますか?森と海には深いかんけいがあるのです。よごれた水や土砂が海に流れこむのをふせいで魚が住みやすくする海岸の森を生き返らせるために木を植える漁師さんや、海から遠くはなれた山の中の森を守る漁師さんを訪ねてみましょう。