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鉄道の世界 線路はつづくよ

最終更新日 2017年05月25日

展示期間 : 01月から02月

展示場所 : 本館一般展示


展示ポスター
2010(平成22)年12月、東北新幹線が青森まで延伸し、ニュースになりました。また、ここ成田市でも、2010(平成22)年7月にスカイアクセスが開通し、市内に新しい駅もできたことが記憶に新しいです。それ以外でも、運行を終える車両を見に多くの人が集まるなど、鉄道の話題がニュースを賑わすことも増えてきました。
そこで今回は、“鉄道”の世界を紹介する本を特集します。

展示関連情報

鉄道の歴史

『日本の鉄道創世記 幕末明治の鉄道発達史』

中西隆紀/著 河出書房新社 2010年
幕末から始まる日本の鉄道の歴史が一読できます。

『鉄道物語 はじめて汽車に乗ったあの日』

佐藤美知男/著 河出書房新社 2002年
古き時代の鉄道の様子を、貴重な写真を豊富に使っていきいきと再現しています。

『鉄道考古学を歩く 古レールから成田新幹線まで、遺跡・遺物が語る鉄道物語』

浅野明彦/著 JTB 1998年
かつて計画がありながら幻に終わった成田新幹線。現在はその跡地がスカイアクセスの一部に使われています。

『鉄道忌避伝説の謎 汽車が来た町、来なかった町』

青木栄一/著 吉川弘文館 2006年
明治の鉄道普及始め当初に鉄道の悪影響を心配して起こったとされる反対運動について、実際はどうだったのかを検証しています。千葉県での事例についても少し触れられています。

『どうする?鉄道の未来 地域を活性化するために』

鉄道まちづくり会議/編 緑風出版 2009年
環境問題的側面や高齢化社会での移動手段など、鉄道の今後の在り方についてたくさんの実例を交えて問題提起しています。

鉄道のしくみ

『よくわかる最新鉄道の基本と仕組み 鉄道技術の最新情報を基礎から学ぶ』

秋山芳弘/編著 秀和システム 2009年
フルカラーで、鉄道のしくみについて技術的なことまで結構詳しく載っており、わかりやすい本です。

『プロが教える電車の運転としくみがわかる本 運転、指令、保線、検車から基礎技術まで』

ナツメ社 2009年
こちらもオールカラーで、運転時の運転席から見た写真も豊富に載っていて、まるで実際に運転しているような気分になるほどです。

『面白いほどよくわかる新幹線 線路から車両まで、世界最先端鉄道のすべて』

小賀野実/著 日本文芸社 2010年
東北新幹線の青森延伸などの最新情報を含め、新幹線についての様々な解説が網羅されています。

『地下鉄が一番わかる 地下鉄の知られざる魅力を一挙紹介!都市を快適に移動する工夫とは』

井上孝司/著 技術評論社 2009年
地下鉄の定義から始まり、地下鉄のほぼ全てがこれ一冊でわかります。

『鉄道の音』

向谷実/著 アスキー・メディアワークス 2009年
レールの音、アナウンス、発車メロディ…列車はいろいろな音にあふれている。そういった“音”の面から鉄道の魅力に迫った画期的な本。その奥の深さにひきこまれます。

鉄道ではたらく人々

『昭和の車掌奮闘記 列車の中の昭和ニッポン史』

坂元衛/著 交通新聞社 2009年
昭和の時代を車掌として過ごした人の体験記です。読むうち、昭和という時代そのものの記憶までも伝わってくるようです。

『ダイヤに輝く鉄おとめ』

矢野直美/著 JTBパブリッシング 2010年
さまざまな職に携わる女性職員の仕事ぶりを豊富な写真付きで紹介。新幹線の運転士さんから和歌山の“たま駅長”まで、みんな、きりりとカッコイイです。

『買わねぐていいんだ。 JR東日本で売り上げナンバー1を誇る新幹線アテンダント』

茂木久美子/著 インフォレスト 2010年
一日売り上げ50万円に上ったこともあるという腕利きの販売員さんの柔軟な発想と気配りがうかがえます。

鉄道で旅する

『RAIL×WING Vol.1 旅して趣味する鉄道&飛行機マガジン』

イカロス出版 2010年
飛行機で目的地まで出かけて目当ての鉄道に乗る、という旅の提案をしています。“汽車”に魅せられたパイロットの話が紹介されています。

『鉄道で広がる自転車の旅 「輪行」のススメ』

田村浩/著 平凡社 2010年
こちらは、列車に自転車を乗せていき、目的地で自転車に乗ろうという旅の本です。景色も変わり、開放感に浸れそうです。

『パソ鉄の旅 デジタル地図に残る自分だけの鉄道記』

片岡義明/著 インプレスジャパン 2010年
自分の鉄道旅の成果を、インターネット上で紀行としてまとめる方法を紹介している本です。

『イギリス「鉄道遺産」の旅』

秋山岳志/著 千早書房 2010年
景観ごと良く保存された英国の鉄道は、眺めているだけで違う時代にまぎれこんだようです。

『シベリア鉄道9300キロ』

蔵前仁一/著 旅行人 2008年
広大なシベリア鉄道の旅がロマンを誘います。豊富な写真入りです。

『全国美味駅弁決定版 駅弁女王が食べて選んだ555』

小林しのぶ/著 JTBパブリッシング 2010年
車中で食べる駅弁も鉄道旅の楽しみのひとつですね。“エキベニスト”を称する著者が厳選したおすすめの駅弁をどうぞ。

『世界の地下鉄 151都市のメトロガイド』

日本地下鉄協会/編 ぎょうせい 2010年
世界の地下鉄の最新情報が1冊にまとめられています。全駅名の載った路線図等詳しいです。

鉄道を楽しむ 見る

『ブルートレイン栄光の半世紀』

広田尚敬/著 JTBパブリッシング 2009年
東京発→西へ「あさかぜ」、大阪発→西へ「彗星」、北へ「トワイライトエクスプレス」、上野発→北へ「はくつる」など、ブルートレインの姿を収めた写真集です。

『私鉄の車両 12 京成電鉄』

成田喜八/解説 諸河久/写真 ネコ・パブリッシング 2002年
成田山参拝客輸送を目的に建設された京成電鉄、昭和53年の成田空港の開港に伴い新しい使命を持つことになった京成電鉄の記録です。

『昭和の鉄道 写真集』

荒川好夫/写真 講談社 2008年
全盛期の蒸気機関車たち、青函連絡船、修学旅行専用列車、「ハンサムトレイン」と称された0系を始めとする昭和の新幹線たち。懐かしい日々へといざなってくれる鉄道写真集です。

『路面電車カタログ』

井上広和/写真 山と渓谷社 2003年
北は北海道から南は九州まで、現役で活躍している路面電車と、かつて線路を走っていた車両たちの勇姿も見ることができる本です。

『魅惑の世界鉄道紀行』

三浦幹男/著 ケイエム・プランニング 2006年
世界各地の美しい風景と、その地を走り抜ける鉄道。バラエティ豊かな内容の鉄道写真集です。

『小湊鉄道キハ200撮影ガイド』

一城楓汰/著 彩風社 2010年
千葉県市原市五井と夷隅郡大多喜町の上総中野とを結ぶ小湊鉄道。上総の緑ゆたかな里山をのんびりと走るキハ200系のかわいらしい姿と、それらを撮影できるポイントを紹介しています。

『鉄道俯瞰撮影ファーストガイド 首都圏&周辺エリア』

交通新聞社 2010年
列車が撮れる首都圏&周辺ハイキングコースと、散歩気分で楽しむ都会の俯瞰ポイントを地図やアクセスとともに紹介しています。

『鉄道を撮る!』

日本カメラ社 2009年
撮影機材のそろえ方や、カメラの設定の仕方、路線条件に合わせた撮り方など、写真好き、鉄道好きのための鉄道撮影スタートガイド本です。

『鉄道写真テクニック』

イカロス出版 2009年
車両撮影のテクニックや、画像処理のポイントを解説。また、カメラの中級とプロ機の比較も収録しています。

『日本の鉄道絶景撮影ガイド』

モーターマガジン社 2008年
全国180の撮影地を、撮影データとともに紹介しています。

『鉄道模型作りを楽しむ』

岡本憲之/著 技術評論社 2008年
Nゲージで作る鉄道模型の世界を紹介しています。

『テーブルサイズのNゲージレイアウト』

諸星昭弘/著 日本放送出版協会 2008年
小スペースをテーマにしたレイアウトのコツや、色彩、デザインなどをカラー写真で紹介しています。

『庭煙鉄道趣味 庭蒸気が走る毎日』

森博嗣/著 講談社 2009年
庭に線路を敷いて、自作の車両を走らせたり、乗って楽しむ「庭園鉄道」。その魅力にとりつかれた小説家である著者が、ブログで公開していた自身の庭園鉄道の工作の様子をまとめたもので、ほかに『庭園鉄道趣味、鉄道に乗れる庭』もあります。

読む

『宮脇俊三鉄道紀行全集 全6巻』

宮脇俊三/著 角川書店 1998年から1999年
紀行文
名編集者であり、熱心な鉄道ファンでもあった宮脇氏。全集に収められている『汽車旅12ヶ月』のあとがきで、著者は次のように記しています。「旅の印象は季節によってずいぶんちがう。乗りものや宿の状態によっても左右される。旅行者の年齢と関心の持ち方、その時の気分、同行者の有無などの要因も無視できない。(中略)旅の印象は旅行者自身がつくりだすもの、といった観さえある。そこに旅の楽しさや効用があるのかもしれない。」と。

『最長片道切符の旅』

宮脇俊三/著 新潮社 2008年
紀行文
北海道・広尾から鹿児島・枕崎まで、乗車距離13319.4キロ、34日間。第12日、成田線に乗り込んだ著者と、当時、著者の小学2年生になるお嬢さんとの車中での微笑ましいエピソードなども綴られています。

『鉄道員(ぽっぽや)』

浅田次郎/著 集英社 1997年
小説
雪深い廃鉱の終着駅を守る鉄道員の話は、映画やドラマにもなりました。

『小暮写真館』

宮部みゆき/著 講談社 2010年
小説
本の表紙の写真は、小湊鉄道の飯給(いたぶ)駅。連作4編目「鉄路の春」に小湊鉄道が…。

「蜜柑」

芥川龍之介/著 1919年(大正8年)発表
小説
芥川の最初の私小説といわれる作品「蜜柑」。疲労と倦怠にとらわれている私が、横須賀から東京に向かう汽車の中で同席した少女の人間性に感動するという内容の小品です。

『十五号車の男』

黒羽英二/著 河出書房新社 2009年
この本に収められている、少年時代の鉄道との思い出を描いた作品「成田」には、成田山新勝寺、成宗電車、成田中学、千葉交通、飯田、大袋など、馴染みの名称や地名がたくさん出てきます。また、「月の光」という短編は「親の世代の人々からの伝聞と成田‐東成田間に残っていた築堤の道床を探索した記憶から生まれた。」と記しています。巻末には、「成宗電気軌道」「成田鉄道」の廃線跡のガイドとしても使える「創作ノート(廃線跡を訪ねる)」が併載されています。

『第一阿房列車』

内田百閒/著 新潮文庫 2003年
小説
鉄道に対する愛着と豊富な知識が散りばめられた紀行文学の傑作『第一阿房列車』は、『第二阿房列車』『第三阿房列車』と続きます。

『日本の名随筆 93 駅』

宮脇俊三/編 作品社 1990年
随筆
「「駅」の名称の歴史は古く、中国では周の時代にさかのぼり、日本でも律令制の整備とともに使われ始めた。馬ヘンが示すように、馬の乗り継ぎ場所であり、宿場であった。(中略)鉄道用語としての「駅」が使われるようになったのは明治二十年代に入ってからである。いらい、「駅」は日本人にとって独特の場としての役割を果たした。」 あとがきより
「駅」にまつわる名随筆32編を収録しています。

関連web情報

鉄道‐国土交通省別ウインドウで表示する

国の鉄道関連の整備計画を含む施策や、統計情報などの情報があります。

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千葉県の鉄道とバス[鉄道事業者一覧]別ウインドウで表示する

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