2010(平成22)年は、ショパンとシューマン生誕200年、マーラー生誕150年です。数々のピアノ曲、歌曲、交響曲が彼らによって作られました。
ふだんクラシック音楽には縁遠い人でも、「ああ、これはCMで流れていたね。」とか「映画で使われていたよ。」「音楽の授業で聴いたわ。」と思い出す曲があるのではないでしょうか?
今回の展示は、アニバーサリーイヤーのショパン、シューマン、マーラーに関する本やCDのほかに、初めてクラシックを聴く人のための入門書やオムニバスCDを集めました。
耳に心地よい癒しのノクターン。今日一日頑張る力をくれる元気なシンフォニー。
きっと、あなたにぴったりの曲があることでしょう。
ぜひ、クラシックを聴いてみてください。
クラシックを聴こう ‐ショパン&シューマン生誕200年、マーラー生誕150年‐
最終更新日 2017年05月25日
クラシック入門
森本眞由美/著 ダイヤモンド社 2007年
有名作曲家の代表曲はもちろん、音楽の授業で聴いた曲やCMや映画で使われた曲など100曲を厳選。その曲が生まれた時代背景からエピソードまでわかる、クラシック初心者にはうれしい1冊。
吉松隆/著 学習研究社 2004年
クラシック音楽って何?楽器にはどんなものがあるの?楽譜の読み方は?指揮者はなぜあんな振り方をするの?クラシック音楽の基礎知識を、楽しいイラストで解説します。
みつとみ俊郎/著 新潮社 2007年
演歌の大好きなあなたには「白鳥の湖」、ロックファンなら「ボレロ」。クラシックを聴いたことがない人のために、お好みのジャンルにぴったりのおすすめ曲を紹介。
クリスティアーネ・テヴィンケル/著 春秋社 2009年
クラシック音楽に対する素朴な疑問にQ&A形式で応えます。「興味はあるけど何だか敷居が高くて…」と思っている人は必読。本場ドイツで評判になった画期的な1冊。
仲道郁代/編著 ナツメ社 2009年
ピアノの名器と名曲、大ピアニストのプロフィールを、現役ピアニストの著者が解説し、ピアノの魅力を伝えます。
ショパン
レギナ・スメンジャンスカ/著 ヤマハミュージックメディア 2009年
ショパンの作品をより良く表現するにはどうしたらよいのか。ポーランドのピアニスト・音楽大学教授である著者が、ショパンの代表曲を1曲ごとに丁寧に解説します。
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)ほか 東芝EMI 2005年
「ピアノ協奏曲第1番ホ短調」を始め、「雨だれ」「黒鍵」「小犬のワルツ」などショパンの代表曲を一流ピアニストの演奏で送る、コンピレーションアルバム。
シューマン
ハンス=ヨーゼフ・オルタイル/編 国際文化出版社 1986年
シューマンと、自身も才能あふれるピアニストであった妻クラーラとの強い結びつきは、名曲と共に後世に語り継がれました。シューマン夫妻の絆を垣間見ることができる書簡集。
田部京子(ピアノ)
シューマンのピアノ曲の中でも代表曲と言われている「交響的練習曲 作品13」と、あの有名な「トロイメライ」が収められている「子供の情景 作品15」が全曲収録されています。
マーラー
金子建志/著 音楽之友社 1994年
複雑で巨大なマーラーの交響曲を膨大な資料をもとに徹底分析。マーラーファンは必読。続編もあります。
小澤征爾(指揮) ボストン交響楽団 フィリップス 1991年
名匠ルキノ・ヴィスコンティ監督作品の映画「ベニスに死す」で、第4楽章アダージョが印象的に使われていました。日本が誇る世界のオザワの指揮でお聴きください。