資料名三橋鷹女書簡 高柳重信宛て 1971(昭和46)年6月6日
著者名三橋鷹女
出版者
作成年1971(昭和46)年6月6日 (消印 昭和46年12月19日)

書き下し文

(表面)

151-□□

東京都渋谷区

上原三-四-一三

高柳 重信様


武蔵野市吉祥寺

北町四-一三-二八

三橋 鷹女

180-□□        

(裏面)

 先刻は失禮申し上ました 電話のあと間もなく 近藤氏からのもの1,000御内蔵のお手紙頂戴いたしました 『橅』早速送付いたします御休心下さいませ いつも苑子様にお手紙煩はしをります どうぞよろしくお伝へ下さい、国雄氏の方も御迷惑をかけます 移転先を左に記します 

181 三鷹市野崎二六五

    吉野団地二号棟

       福島 国雄

解題

 このはがきは、高柳重信の知り合いの「近藤氏」が三橋鷹女宛に句集『橅』を注文したことについて、高柳から電話で問い合わせがあり、それに対する鷹女の返事を記したものである。電話のあと間もなくして、「近藤氏」から購入代金1,000円を同封した手紙が届いたこと。そして、『橅』を早速送ったので、ご安心ください、と記されている。『橅』は1970(昭和45)年10月1日に俳句研究社から発刊された第5句集で、頒価800円、送料70円であった。その後の文面では「苑子様」(中村苑子)からはいつも手紙をいただいていることに触れ、最後に「国雄氏の方も御迷惑をかけます」と結ばれている。福島国雄は1969(昭和44)年に結成された「ゆさはり通信句会」で鷹女の指導を受けていた青年で、今度『俳句評論』に入会することになったので、よろしく頼みますという趣旨である。

(川名大)

NSIN(書誌ID)DL20151000130
種別書簡(はがき)
細目
ページ数
大きさ(縦×横)14.8cm×10cm
資料群名三橋鷹女資料
目録番号21
撮影年月日2014/01/17
掲載枚数 2 枚
備考
所蔵成田市立図書館
分類915.6
件名三橋鷹女
件名(成田)成田市-三橋鷹女
キーワード(成田)
地域コードN
郷土分類956