資料名「手紙に代へて(十五)」 (『鈴木三重吉全作集』第十二編 小鳥乃巣 上巻 付録)
著者名鈴木三重吉
出版者鈴木三重吉
作成年

解題

1916(大正5)年5月13日に発行された『鈴木三重吉全作集』第十二編 小鳥乃巣 上巻 に添えられた印刷物である。各巻号に添えられ、三重吉自身が購読者にその巻に収められた作品の解説、装丁の説明、頒布への協力などを記している。ここでは、『小鳥の巣』が168回にわたり『国民新聞』に連載した三重吉の最初の長編作であること、世間では私の代表作のように言われるが、今から見れば全くの断片的の価値しかない失敗の作であると書いている。また、この作品の執筆時には、成田中学校時代に世話になった石川校長、葛原教頭、同僚の青木健作などへの感謝と創作中の様子を回想している。三重吉の出版活動を理解する上で非常に興味深い。

(山本佗介 事務局にて一部加筆)

NSIN(書誌ID)DL20131000090
種別付録
細目1枚物 
ページ数1p
大きさ(縦×横)14.6×46.0cm
資料群名鈴木珊吉氏寄贈の鈴木三重吉資料
目録番号9
撮影年月日2012/09/12
掲載枚数 1 枚
備考
所蔵成田市立図書館
分類816.6
件名鈴木三重吉
件名(成田)成田市-鈴木三重吉
キーワード(成田)
地域コード9N
郷土分類866