資料名成宗電気軌道線路実測平面図 第一号図
作成年明治末期

解題

絵巻物風に描かれた彩色肉筆版。線路は赤、山地は薄茶、川池は青、田畑は緑、社寺は薄赤、建物は薄灰で彩色されている。新勝寺門前から成田駅前経由、宗吾に至る成宗電気軌道の線路が沿線や周辺の道路、建物、地形などとともに縮尺2000分の1で詳細に描かれている。線路関係では単複線の別、敷石、暗渠、踏切などの記載がある。標題の社名、郵便局の位置、宗吾霊堂の建物、トンネルなどからみると、開業以前の計画変更申請段階か建設工事施工前に作成されたものと考えられる。図面の詳細さから判断して申請時の書類に添付した副本(控)とも考えられるが、このような巨大なものは不要であり、別に縮尺の小さな図を作成した下書きか、それ以前の時期に確定した路線を実測した際に作成したかのいずれかであろう。

(成田市史研究28号より)

NSIN(書誌ID)DL20161000090
種別絵図
細目村絵図
ページ数1枚
大きさ(縦×横)63×284cm
資料群名村絵図
文書番号図書館所蔵
撮影年月日2015/10/31
掲載枚数1枚
備考
所蔵成田市立図書館
分類213.5
件名成田市-歴史
件名(成田)成田市-村絵図
キーワード(成田)
地域コードN
郷土分類208.8