資料名文政9年の上福田村竜角寺村境論絵図
作成年1826(文政9)年6月

解題

1826(文政9)年に上福田村と龍角寺村は用水をめぐり相論となったが、安食村・酒直村の名主・組頭が取扱人となり、双方の当事者立ち会いのもとで地境に定杭を打ち、用水の利用方法を取り決め調停が成立した。本絵図はその取り決め内容を図示したもので、竜角寺区有文書中にも同じ絵図と用水一件済口証文がある(『栄町史 史料編一 近世一』所収)。南の大竹村釋加陀池(坂田が池)と往来堤の北に谷津田が広がり、そのほぼ中央を流れる水路が東の上福田村と西の龍角寺村の境となっている。柳の近くに定杭が打たれ、そこから五十五間を隔て水引入口四尺、あらひ留が2か所にあり、その間の龍角寺村側に字地蔵面谷、反対の上福田村側に字西ヶ崎谷、その北に朱線が引かれて朱引論所ノ場と記される。上福田村の名主庄兵衛・百姓代三郎左ヱ門、龍角寺村の役人惣代与頭三右衛門・百姓惣代直右衛門、安食村の名主取扱人祐右衛門、酒直村の与頭九左衛門の署判がある。

(木村修)

NSIN(書誌ID)DL20161000030
種別絵図
細目村絵図
ページ数1枚
大きさ(縦×横)33×48cm
資料群名村絵図
文書番号上福田区有文書 313
撮影年月日2015/10/31
掲載枚数1枚
備考
所蔵成田市立図書館
分類213.5
件名成田市-歴史
件名(成田)成田市-村絵図
キーワード(成田)
地域コードN
郷土分類208.8