資料名寛文12年の大室村野論裁許絵図
作成年1672(寛文12)年11月

解題

村の東に大室野が広がっていて、津富浦村と吉岡村の入会が接している。この境目をめぐって津富浦村と野論となり、1672(寛文12)年に幕府の裁許によって確定し、津富浦村の者は大室野に一切入ってはならないとした。絵図の裏には、裁許にあたった寺社奉行・江戸町奉行・勘定奉行が署名している。境目は絵図の中に墨引きされ、その上に印判が押されている。中央の「大室村之内本柴」や対岸の「大室村之内柴」は中世には柴(芝)村と称していたが、大室村の一部となっていた。また、北側に「椎木村」が見えるが、近世は村ではなかった。

(鏑木行廣)

NSIN(書誌ID)DL20151001080
種別絵図
細目村絵図
ページ数1枚
大きさ(縦×横)126×124cm (付属品:40×47cm)
資料群名村絵図
文書番号大室区有文書 77
撮影年月日2014/12/26
掲載枚数1枚
備考裏書 付属品(記載文字有)
所蔵大室区
分類213.5
件名成田市-歴史
件名(成田)成田市-村絵図
キーワード(成田)
地域コードN
郷土分類208.8