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いいほんみつけた!2024ねんどばん

最終更新日 2024年07月18日

関連情報

1・2年生

えほん

『ちいさなふたりのいえさがし』

たかおゆうこ/さく 福音館書店
おおきなおおきなくるみのきのしたに、ちいさなちいさなくるみのいえがありました。そこには、ちいさなちいさなおじいさんとおばあさんがすんでいました。
あるはるのあさ、ふたりがかわにみずをくみにでかけたら、そらからおおきなひょうがふってきて、くるみのいえが、こなごなに、われてしまいました。そこでふたりは、あたらしいいえをさがすことにしました。

『海べのあさ』

ロバート・マックロスキー/文・絵 石井桃子/訳 岩波書店
あるあさ、サリーは、はが1ぽんぐらぐらしているのに、きがつきました。おかあさんに、はがぐらぐらしていることをいうと、それは、大きな子になったというしるしだとおしえてくれました。大きい子になって、はがぐらぐらしてくるって、とてもふしぎなきもちです。はがぬけたら、まくらの下にいれておねがいをすると、かなうのですって!
サリーは、ハマグリをほっているおとうさんを、てつだいに、すなはまへいきました。きょうは、おとうさんと、むらへボートで、かいものにいくのです。

『アリクイのアーサー』

バーナード・ウェーバー/さく みはらいずみ/やく のら書店
アリクイのアーサーは、やさしくて、おてつだいができて、おりこうで、たよりになって、もんくなしにすばらしい子どもです。けれども、ときどきアーサーは、こまった子になるんです。へやをちらかしたり、すききらいをいったり、わすれものをしたり……。きょうは、どんなこまったことをするのでしょう。

ものがたり

『ウィリアムの子ねこ』

マージョリー・フラック/作・絵 まさきるりこ/訳 徳間書店
4さいのウィリアムは、まいごの子ねこにであいました。子ねこを、ピーターとよぶことにしたウィリアムは、おかあさんに、「このねこ、うちのねこにしていい?」とききました。でも、もしもピーターが、ほかのうちのねこだったら、かえさなくてはなりません。
ウィリアムは、ピーターを、けいさつしょへつれていき、しょちょうさんに、きいてみることにしました。ところが、まいごの子ねこをさがしている人が、なんと3人もあらわれました。

『みどりいろのたね』

たかどのほうこ/作 太田大八/絵 福音館書店
まあちゃんのクラスでは、たねをまくことになりました。ところが、うっかりもののまあちゃんは、いっしょにあめだまも、うめてしまいます。あめだまは、土のなかで、ほかのたねたちにヘンなやつといわれて、「ぼくはとびきりうまいメロンあめさ。いちどぼくをなめてみるがいい!」と、いいかえします。

『わにのはいた』

マーガリット・ドリアン/ぶんとえ 光吉夏弥/やく 大日本図書
わにのアリは、はがいたくて、ねむることができません。どうぶつえんのおじさんが、あたたかいミルクと、えほんをもってきてくれましたが、はいたは、どんどんひどくなるばかりです。ようすをみにきたえんちょうさんに、はいしゃさんにいくようにいわれますが、アリは、はいしゃさんが、こわくてしかたがありません。どうしたらいいのでしょう。

かがく

『しゃっくり1かい1びょうかん こどものためのじかんのほん』

ヘイゼル・ハッチンス/さく ケイディ・マクドナルド・デントン/え はいじまかり/やく 福音館書店
1びょうかんって、どんなじかん?それは、しゃっくりを1かいするじかんです。1びょうかんで、できることはほかにもあるよ。なわとびを、1かいぴょん、これも1びょうかん。じゃあ、1ぷんかんなら、なにができるかな?

『たつのおとしご』

ロバート・A.モリス/文 アーノルド・ローベル/絵 杉浦宏/訳 文化出版局
たつのおとしごは、うみにすむ、かわったかたちのさかなです。たつのおとしごのホーは、うみべのちかくのかいそうのなかで、くらしていました。
あるひ、ホーは、おないどしのおんなのこシーにであいました。ふたりはすぐになかよくなって、やがてシーは、ホーのおなかに、たまごをうみました。たつのおとしごは、おとうさんがたまごをまもります。

ことば

『あいうえおおかみ』

くどうなおこ/さく ほてはまたかし/え 小峰書店
「あいうえお」というまちで、あかいあまぐつをはいたおおかみくんは、なかまたちとわいわいたのしくあそんでいました。
「あ」つまれ みんな わいわいわい 「い」いかぜ そよそよふいて……。ページのまわりにも、「あ」「い」「う」「え」「お」から、はじまるなかまたちが、かくれています。

3・4年生

絵本

『かにむかし』

木下順二/作 清水崑/絵 岩波書店
むかしむかし、かにが、ひとつぶのかきのたねをまきました。やがて、真っ赤な実がみのりました。それを見つけたさるは、かきを食べてしまっただけでなく、かたくて食べられない青いかきをなげて、かにを、べしゃりとつぶしてしまいました。かにの子どもたちは、なかまを集めて、かたきうちにでかけます。

物語

『だれもしらない小さな家』

エリナー・クライマー/作 小宮由/訳 佐竹美保/絵 岩波書店
ある町のとおりに、ふたつのマンションにはさまれた小さな家がありました。アリスとジェーンはなかのいい友だちで、学校のかえりにその家の中をよくのぞいていました。
ある日、2人が小さな家のドアノブをまわしてみると、ガチャリとドアがあきました。2人は中に入り、おうちごっこをすることにしました。しばらくすると、だれかがまどからのぞいているのに気がつきました。

『いえでででんしゃ』

あさのあつこ/作 佐藤真紀子/絵 新日本出版社
さくら子は、家出することに決めました。9年間生きてきて、はじめての家出です。ほんものの、あそびじゃない、ものすごい家出です。だって、ムジツのツミなんです。花びんがわれたのは、さくら子のせいじゃないのに、ママははなしをきいてくれませんでした。だから、もうぜったい、家にはかえりません。
駅でまっていると、ホームに入ってきたのは「いえでででんしゃ」でした。ボロボロの電車だけど、家出する子はただで乗れると、しゃしょうさんは言いました。

『小さなバイキングビッケ』

ルーネル・ヨンソン/作 エーヴェット・カールソン/絵 石渡利康/訳 評論社
今から、1000年くらいむかしのことです。「バイキング」たちは、船で遠い町をあらしまわり、人々からとてもおそれられていました。いさましいバイキングたちの中で、ビッケは、あらそいごとがにがてな、かしこくて、だれにでもやさしい少年です。バイキングの族長であるビッケのお父さんも大人たちも、ピンチの時には、いつもビッケのちえがたよりです。

『ぼくは王さま』

寺村輝夫/作 和田誠/絵 理論社
あまくってふーわりした、あったかいたまごやきが大すきな王さまがいました。ある日、王さまのうちに、赤ちゃんが生まれました。そこで、国じゅうの人たちをおしろにあつめて、おいわいをすることになりました。おいわいに出すごちそうは、王さまの大すきなたまごやきにきまりました。
ところが、国じゅうの人たちに出すには、たくさんのたまごがひつようです。でも、国にはそんなにたくさんのたまごはありません。そこで王さまは、だいじんに、ぞうのたまごをもってくればいいと言いました。

『ありのフェルダ』

オンドジェイ・セコラ/さくえ 関沢明子/やく 福音館書店
赤いスカーフをまいた、ありのフェルダは、みんなの人気者。こおろぎのラジオを修理したり、かめ虫の子どもたちに遊園地を作ったり、なんでも屋として大活やくしています。だけど、ちょっと、やりすぎることもあって……。虫たちの世界の楽しいおはなしです。

科学

『地球の中に、潜っていくと…』

入舩徹男/文 関口シュン/絵 福音館書店
ハルキとアユは、おじいちゃんの研究船に乗って、地底の旅に出ることになりました。研究船は、世界で一番かたい合成ダイヤモンドでできた「ダイヤモンド号」です。海底約8000メートルではプレートの動き、地下150キロメートルでは岩石やマグマの様子を見ることができます。

『おかえり、ウミガメ』

高久至/写真・文 アリス館
屋久島には、5月になると、アカウミガメが産卵にやってきます。おかあさんウミガメは、砂浜を深くほって産卵します。2か月くらいたつと、赤ちゃんウミガメが出てきます。屋久島の自然と、ウミガメの様子を写真で紹介します。

社会

『ひと粒のチョコレートに』

佐藤清隆/文 junaida/絵 福音館書店
チョコレートは、カカオ豆の油に、砂糖とミルクを入れて固めて作ります。カカオ豆を、口に入れたとたんにとろける甘くておいしいチョコレートにするのは、とても大変な作業です。何気なく食べているひと粒のチョコレートにも1万年近い人間の歴史や技術、カカオ豆のふしぎな力の結晶でできているのです。

5・6年生

物語

『その魔球に、まだ名はない』

エレン・クレイジス/著 橋本恵/訳 あすなろ書房
ケイティは、野球が大好きな10歳の女の子です。ある日、ケイティのピッチングが、リトルリーグのコーチの目にとまり、チームの選ばつ試験を受けることになりました。ケイティは、見事合格しました。
ところが数日後、コーチから電話がかかってきて、ケイティはルールブックに違反しているため、チームには入れないと言われてしまいました。そこには、「女子は対象外とする」と書いてありました。

『トムは真夜中の庭で』

フィリパ・ピアス/作 高杉一郎/訳 岩波書店
トムは、弟がはしかにかかったので、アランおじさんのところにいくことになりました。昼間は友だちもなく、退屈でたまりません。
眠れないトムは、夜中の1時にホールの大時計が13も時をうつのを聞き、部屋をぬけ出します。月の光の中で裏庭へのドアを開けると、そこは、昼には存在しなかったはずの庭園と昔のお屋敷でした。トムは、そこで出会った少女ハティと友だちになりますが、2人で遊んでいるうちに、ハティが自分とはちがう「時」を生きていることに気がつきます。

『つづきの図書館』

柏葉幸子/作 山本容子/絵 講談社
桃さんは、生まれ育った町に帰って、図書館で働くことになりました。ある日のこと、絵本の中から、はだかの王様が出てきて、桃さんに「昔、絵本を借りていった子どもの続きが知りたい」とたのみます。お話の続きを探すのにはなれている司書の桃さんも、子どもの続きを探すのは初めてでした。

『くまのパディントン』

マイケル・ボンド/作 松岡享子/訳 ペギー・フォートナム/画 福音館書店
「どうぞ このくまのめんどうをみてやってください。おたのみします。」という札を首にさげたクマと、パディントン駅で出会ったブラウン夫妻。夫妻は、暗黒の地ペルーからやってきたこのクマに駅の名前をつけて、一緒にくらすことにしました。ママレードが大好きで、とても礼ぎ正しいパディントンですが、次から次にゆかいな事件をまき起こします。

『まよわずいらっしゃい』

斉藤洋/作 奥江幸子/絵 偕成社
毎月第2日曜日には、隆司のお兄さんの大学で<怪談クラブ>が開かれ、怪談好きが西戸研究室に集まります。10月のテーマは<乗り物>で、隆司は先生から『口裂け女』の話をするようたのまれました。<乗り物>が出てくる怪談を7人が順番に語っていきます。
シリーズの『ひとりでいらっしゃい』『うらからいらっしゃい』もおすすめです。

科学

『火星は…』

スザンヌ・スレード/文 千葉茂樹/訳 三河内岳/監修 あすなろ書房
科学者たちは、火星にも地球と同じような気象現象や、季節のうつりかわりがあることを発見し、火星のことをますます知りたくなりました。そこで、もっと近くで火星を観察しようと高性能のカメラをつくり、ロケットにのせました。砂あらし、隕石の衝突、気温の上下など、火星の上でおこるさまざまな動きを写真で紹介します。

『鳥は恐竜だった 鳥の巣からみた進化の物語』

鈴木まもる/作 アリス館
鳥は、恐竜から進化したといわれています。なぜ、地球上から恐竜がいなくなり、鳥が生きのこったのでしょうか。世界中には9000種以上の鳥がいて、木の枝や水辺、やぶの中など、いろいろなところに巣を作って暮らしています。今を生きている鳥の巣や子育ての仕方から、鳥がたどってきた長い進化の道のりを考えてみましょう。

社会

『世界あちこちゆかいな家めぐり』

小松義夫/文・写真 西山晶/絵 福音館書店
モンゴルの大草原に建つゲルという白い家は、木の骨組みを組みたて、羊の毛のフェルトでつつんでしばるとできあがり。移動するときは、ばらして馬で運びます。屋根に目があるルーマニアの家や、地面の下でくらすチュニジアの家など、ほかにもおもしろい家がたくさんあります。細かく描きこまれた家の中や、人びとがくらす様子もとても楽しい本です。

言葉

『サキサキ オノマトペの短歌』

穂村弘/編 高畠那生/絵 岩崎書店
「さくさく」「ぴたり」などの、音や状態をあらわす言葉を、オノマトペといいます。この本には、オノマトペを使った短歌が14首収録されており、ひとつひとつに、不思議なイラストと、歌人の穂村さんのすてきな解説がついています。5・7・5・7・7の31音にこめられた、オノマトペのおもしろさを感じられる絵本です。
「花もてる 夏樹の上を ああ「時」が じいんじいんと 過ぎてゆくなり」香川進

中学生

物語

『あした、弁当を作る。』

ひこ・田中/著 講談社
母親の愛情がこもった弁当を食べることに、プレッシャーを感じるようになってきたタツキは、友だちにアドバイスをもらいながら、弁当作りに挑戦します。材料費の計算や時間配分など、慣れない作業にとまどいながらも、自立への一歩に充実感を感じます。
しかし、「自分のことは自分でやりたい」という気持ちは、家族になかなか理解してもらえません。タツキは、家族の在り方を考えながらも、自分の気持ちに真っすぐに向き合っていきます。

『トム・ソーヤーの冒険 上・下』

マーク・トウェイン/作 石井桃子/訳 岩波書店
わんぱく少年トム・ソーヤーが、友達のハックルベリー・フィンと一緒に大活躍します。いつも大人たちをハラハラさせながら、自然の中でのびのびと生きるトムたちの愉快な冒険物語です。

『獣の奏者 1』

上橋菜穂子/著 講談社
エリンの母は、戦闘用の闘蛇の中でも常に先陣を駆ける最強の闘蛇、<牙>の世話を任されていました。ところがある日<牙>が10頭すべて死んでしまい、その責任を負って処刑されてしまいます。
母に逃がされたエリンは、流れ着いた先で蜂飼いのジョウンに拾われ、自然に生きる虫や獣の多彩な暮らしぶりを目にします。中でも、山中で見た王獣に心惹かれ、王獣の医術師になることを目指して学舎へ入るのですが……。全4巻、外伝もあります。

『博物館の少女』

富安陽子/著 偕成社
1883(明治16)年、花岡イカルは両親を亡くし、親せきを頼りに大阪から上京しました。ある日、上野の博物館を訪ねたイカルは、実家の古道具屋で培った目利きの才能を買われ、古蔵で怪異研究をしているトノサマの助手として働くことになります。
収蔵品の整理をしていたイカルは、長崎の隠れキリシタンに伝わる黒手匣が、何者かによって盗まれていることに気がつきました。イカルは、トノサマと共に、盗まれた黒手匣の行方を追いかけます。

『起業家フェリックスは12歳』

アンドリュー・ノリス/著 千葉茂樹/訳 あすなろ書房
12歳のフェリックスは、同級生のモーが描いたバースデーカードをお母さんに送ったことをきっかけに、ビジネスを始めます。フェリックスは、まだ広がり始めたばかりのインターネット上にカードショップを開くことを思いつき、「カードマート」をオープンします。困難に直面する度に、パソコンが得意なネッドや、計算の得意なエリーを仲間にして解決していきます。やがてカードマートは、4人の家族も巻き込んだ一大ビジネスへと成長します。

科学

『生き物たちが先生だ しくみをまねて未来をひらくバイオミメティクス』

針山孝彦/著 安斉俊/画 くもん出版
バイオミメティクスとは、生き物のしくみや生き方を、ものづくりに生かそうという考え方です。この本を書いた針山先生は、電子顕微鏡で、生き物を生きたままの姿で観察する方法を発明しました。
この発明によって、多くの生き物の体の謎が明らかになりました。虹色に光るタマムシの羽や、天井にはりつくヤモリの指先のしくみは、身の回りでどのように役立てられているのでしょうか。

ノンフィクション

『世界を動かした塩の物語』

マーク・カーランスキー/文 S.D.シンドラー/絵 遠藤育枝/訳 BL出版
塩は人間や動物が生きていく上でなくてはならないものです。私たち人間は、この塩をめぐってさまざまな争いを起こし、危険を冒してまでそれを手に入れようとしてきました。これは、私たちにとって大切な塩の歴史を分かりやすく教えてくれます。

『テストに強い人は知っている ミスを味方にする方法』

中田亨/著 笠間書院
成績がいい人は生まれつきの才能だけではなく、ミス管理能力などを持ち合わせています。また、ミスは気づき学びを得ることで、深い理解や新しい発見に繋がる場合もあります。
この本では、問題を違う角度から解いてみたり、答えから問題へとさかのぼったりするなど、ミスを防ぐための様々な技が紹介されています。勉強や身の回りの問題に取り組む上でも、ミスとうまく付き合っていく方法を身につけてみませんか。

『マローンおばさん』

エリナー・ファージョン/著 エドワード・アーディゾーニ/絵 阿部公子/訳 茨木啓子/訳 こぐま社
「マローンおばさん森のなかでひとり貧しくくらしていた」ある冬の月曜日に、スズメが一羽やってきました。おばさんは、スズメを家の中に入れてやると「あんたの居場所くらいここにはあるよ」と言いました。心温まる物語が、美しい詩で語られます。