東日本大震災 成田市立図書館被災状況
成田市立図書館被災状況
成田市の被災状況
市内各地で、建物被害や道路の損壊、崖崩れ、断水、停電などの被害がありました。 地震により負傷された方もおり、また、住家の損壊や津波警報による避難のため、 3月11日の夜には1,000人を超える人が市内避難所で過ごしました。
2011年3月11日 本館
3月11日 14時46分 地震発生 震度6弱
大きな揺れを体感したため、書架、ガラスから離れるように来館者を誘導しました。壁面のガラスが大きく揺れ、公開図書室の書架から資料が大量に落下しはじめたため、来館者を正面玄関前、北側通用口前に避難誘導しました。
本館1階 公開図書室は、地震が3回に渡り連続して起きたため、図書館内のすべての人を建物外へ避難させました。
本館は、参考資料室を中心に約11,000冊が書架から落下しました。本館1階 書庫の移動図書館車用の絵本が大量に落下しました。
本館中2階 電動書庫は、書架の隙間に落ちた本にセンサーが反応し電動書庫が作動不能になりました。
本館 15時ごろ、利用者の安全確保と図書館の安全確認・復旧作業のため、全館臨時閉館を決定しました。正面玄関前に臨時閉館の案内板を置きました。正面玄関前に臨時貸出・返却所を設置し、返却資料の受け取り、POTでの貸出を行いました。
本館1階 空調機室では、冷温水設備の配管が破損し漏水しました。職員による水かき作業で、公開エリアへの水漏れはしませんでした。
2011年3月11日 成田分館
成田分館(成田市田町)は、約11,500冊が書架から落下しました。
2011年3月11日夜から 復旧活動開始 2011年3月12日 臨時休館
3月11日夜より、本館の復旧作業を開始し、翌日、臨時休館して継続して復旧作業を行いました。
2011年3月13日 本館のみ開館 分館臨時休館
節電のため、館内OPAC16台中の8台を停止、館内の明かりを必要最小限にして本館のみ開館しました。空調設備は復旧のめどが立っていませんでした。
市原市の石油コンビナート火災で有害物質がというデマが流れていたこともあり、3月13日に設置した特設コーナーは「確かな情報を見極める」としました。情報源の配布物が多く利用されています。