- 協議事項(1)「令和4年度決算について」事務局から説明を行い、意見をいただいた。
【委員からの意見・質問等】
【野村委員長】
図書館サービス評価の指標として年間レファレンス処理件数が示されているが、どんな年齢層の人たちからの問い合わせが多いのか。
【奥村サービス係長】
レファレンス処理件数に関しては、昨年度までは合計数として数えており、大人と子どもを分けていなかったので内訳は分からないが、今年度からは大人と子どもを分けてカウントしている。今のところ圧倒的に大人からの問い合わせが多く、子どもの問い合わせに関しても、付き添いの大人が代わりに聞いてくることが多い印象がある。
- 協議事項(2)「令和5年度予算について」事務局から説明を行った。
委員からの意見・質問等はなし
- 協議事項(3)「令和5年度図書館事業計画について」事務局から説明を行い、意見をいただいた。
【委員からの意見・質問等】
【保坂委員】
GIGAスクール構想に基づくタブレット端末を利用した電子書籍サービスの提供は、学校として大変ありがたいが、正直なところ学校現場ではうまく活用できていないのが現状である。どのような活用方法が考えられるか、図書館としてのお勧めがあれば教えてほしい。また、今後も電子書籍を増やしていくとのことだが、どういった書籍が提供される予定であるかも教えてもらいたい。
【奥村サービス係長】
当初GIGAスクール構想の中では、朝の読書の時間に使用することが考えられていた。また、学校図書館教育研究推進委員会のモデル校である中台中学校では、国語の授業の中で青空文庫の有名な書籍を読んで、皆でPOPを作ったり、書籍を薦めあったりする取組がされている。
次に、どのような書籍を増やすのかに関しては、今後、より貸出しの実績が積み上がってからでないと判断が難しい部分はあるが、「第2次成田市子どもの読書活動推進計画」に基づき、関係各課が参加する会議等において、お互いの情報共有を図っていこうと考えているところなので、そういった場での意見を集約し、タイトル等にも反映させていきたい。
【清慶委員】
幼稚園、保育園等への団体貸出については、個人の利用カードではなく、事業所等のカードで貸出しをするということか。
【濵田主幹】
団体貸出は成田市にある事業所、団体を対象に、団体登録として個人とは別に登録をしており、団体用の利用カードを使って最大300冊、期限については通常よりも長い期間利用いただける。
【深田委員】
電子書籍を利用するにあたって利用料の負担はあるのか。
【鈴木管理係長】
通常の書籍と同じ扱いなので、電子書籍だからといって有料になることはない。安心してご利用いただきたい。
【野村委員長】
東京等の公立図書館を見てみると、休館日が月曜日ではなく火曜日や木曜日に移行しているところが多い。商業に携わる方は土曜日、日曜日は忙しく、月曜日が休みになることが多いので、月曜日に開館して欲しいという要望があるためのものだと把握している。また、利用者の多い土曜日、日曜日が平日に比べて早く閉館してしまうので、返却し損ねる人が多いような気もする。そういったことも考慮したうえで、現状を踏まえつつも、それにとらわれずに開館のあり方を考えるために、今後一年間、利用者の動向を見ていただきたい。
【内田委員】
青空文庫を使用する際、どんな本があるのか、どの作者がどんな本を書いているのかなどと、目的をもって探すのは、大人であっても非常に難しいと思っている。小学校、中学校を問わず、この作者に関連した、こういった内容の本を探しているといった問合せに対して、図書館の方でレファレンス対応をしていただけるとありがたい。