- 協議事項(1)「令和3年度決算報告について」事務局から説明を行い、意見をいただいた。
【委員からの意見・質問等】
【野村委員長】
「電子図書館サービス利用料とは何か。」
【米田館長補佐】
「昨年度8月から開始した電子書籍サービスシステム及び電子書籍利用料の費用になる。令和3年度は本来負担すべきシステムの月額使用料が無償期間中だったため、実際に支出した内訳は、電子書籍を購入した費用のみである。」
【野村委員長】
「蔵書点検業務委託料とは何か。」
【米田館長補佐】
「いわゆる棚卸しで、図書館に所蔵している全資料のバーコードをスキャンし、そのデータと実際にある資料の差を点検し、行方不明資料の確認や資料の所在を確認する作業を外部に委託する経費である。」
- 協議事項(2)「令和4年度図書館事業計画について」事務局から説明を行い、意見をいただいた。
【委員からの意見・質問等】
【野村委員長】
「外国語の資料を借りている利用者が少ない気がする。」
【米田館長補佐】
「多言語資料は揃えているが、利用の実態としては、外国人の利用よりも空港関係で仕事をされている方等、外国語を読める日本人の利用が多いと認識している。外国語を母語とする方へのアピールは課題である。」
【軸屋委員】
「視力低下等で小さい字が読みづらい利用者に対してフォローできるサービスはあるのか。」
【奥村サービス係長】
「弱視等の方のために購入している大活字本がある。誰でも利用でき、高齢の利用者で利用されている方もいるので、ぜひ活用いただきたい。」
【京増委員】
「学校司書が学校で使う本を図書館に借りに行くとき、勤務時間内に行くことが難しい。学校司書の負担軽減のために配送をお願いすることはできないのか。」
【奥村サービス係長】
「市立図書館と学校図書館間の巡回便については図書館サービス計画にも載せており、計画的に実現しようとしている。今年度の目標としては先行事例の研究を挙げており、達成基準としては先進図書館の調査を行い、中間報告を行うこととしている。また、その後も何年間かの計画で配送について研究をしていく予定。以前より本件に係る意見は伺っているので、改善しようと思っている。」
【京増委員】
「小学生向けの地域資料を集められないか。」
【米田館長補佐】
「小中学生向けの地域資料は揃えていく必要があると図書館でも認識している。所蔵している資料の中で、まず手に取ってもらいたい本としておすすめな本は「図説成田の歴史」である。また、「成田のむかし」という昔の成田についての物語調の冊子体があるので、利用していただけると思う。また、「成田のむかし」は図書館OPAC(オンライン蔵書目録検索)からオンラインでも閲覧できる。」
【野村委員長】
「高校生、大学生のボランティアを図書館に取り込んでみてはどうか。図書館サービス計画も2年目になり、計画の進捗状況をグラフ化して見えるようにしてみてはどうか。検討してほしい。」
- 協議事項(3)「「令和4年度予算について」事務局から説明を行い、意見をいただいた。
【委員からの意見・質問等】
【軸屋委員】
「本の汚損等で弁償が発生した場合の弁償代はどこに入るのか。」
【鈴木管理係長】
「成田市の一般会計の歳入予算に入る。」
【久末資料調査係長】
「返却の際に利用に供することができないような汚破損があった場合で、その利用者が汚破損してしまったということであれば、極力、現物での弁償をお願いしている。」
- 協議事項(4)「その他」として、図書館から「市立図書館における新型コロナウイルス対策の緩和について」を報告し、委員から意見をいただいた。
【委員からの意見・質問等】
【伏木委員】
「本館2階視聴覚ホール前のスペースを有効に利用できないものか。」
【米田館長補佐】
「視聴覚ホール前は前方に赤坂公園が広がっており、気持ちの良い空間である。しかし、視聴覚サービスセンターも廃止になり、2階で業務を行う職員も少なくなっていることに加え、本館の中では一番奥まったところにあり、職員の目が届かないことからも安全性の観点から普段は閉鎖している状況である。」
【伏木委員】
「図書館の玄関周りにベンチを設置する考えはないのか。」
【米田館長補佐】
「貸出しを終えた後に、本を読む場所になるなどすれば良いとは思うが、どのようにベンチを揃えるかが課題である。」
【野村委員長】
「図書館講座で作家を呼んで欲しい。」
【奥村サービス係長】
「市民の課題を解決するサービスとして、図書館講座についても医療・健康、ビジネス、法といった、今まで成田市立図書館が行ってきていない講座の実施に力を入れているが、作家の件については内部からも講座の候補として声があがっている。図書館の開館40周年記念といった事業には、著名人、作家を呼ぶことを考えている。」
【伏木委員】
「新型コロナウイルス感染症対策に係る館内放送の際、冒頭のチャイムの音が大きかったが音量を下げることはできなかったのか。」
【米田館長補佐】
「非常用放送設備のためチャイムの音量は調整できない。」
【関川教育長】
「チャイムを鳴らさなければいいのではないか。」
【米田館長補佐】
「今後、緊急放送以外の、コロナ対策の周知に係る放送等をすることになった場合は、チャイムを鳴らさず、「○○のご案内です。」等の一言を添えてから放送する等の方向で対応する。」