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2021(令和3)年度第1回 図書館協議会議事録

最終更新日 2022年06月17日

2021(令和3)年度第1回 成田市立図書館協議会会議概要

開催日時:2021(令和3)年07月09日(金曜日) 午前10時から正午まで

開催場所:成田市立図書館 本館2階 集会室

出席者

(委員)
野村委員長、半田副委員長、軸屋委員、岩舘委員、伏木委員、清慶委員、長尾委員、小川委員
(事務局)
関川教育長、田中参事、伊藤図書館長、巻嶋館長補佐、濵田主幹、米田主幹、山下資料調査係長、奥村サービス係長、村上主査

議題

  1. 令和2年度図書館事業報告について
  2. 令和2年度決算報告について
  3. 令和3年度図書館事業計画について
  4. 令和3年度予算について
  5. 図書館サービス計画について
  6. その他

新型コロナウイルス感染症対策として、委嘱状は各委員の机上に事前配布した。 会議に先立ち、委員長及び副委員長の選任が行われ、委員長に野村委員、副委員長に半田委員が選出された。

議事(要旨) 議長:野村委員長

  • 議題(1)「令和2年度図書館事業報告について」及び議題(2)「令和2年度決算報告について」事務局から説明を行い、承認を得た。
【委員からの意見・質問等】
【軸屋委員】
リサイクル本の配付は毎年どのくらいでるのか。
【山下資料調査係長】
今年、新型コロナ対策として密を避けるため本館は行っていない。公津の杜分館では3,000冊配付した。数は多くないが図書室にも置いている。
【長尾委員】
リサイクルや除籍になる基準は。
【山下資料調査係長】
出版されて年数が経ったものや破損したものが含まれている。毎年、本を購入するので年数が経ったものを除籍している。収集方針と共に除籍基準を定めている。
【田中参事】
図書館の資料は新陳代謝があるので、需要がなくなったもの、古くなったもの、利用回数が多く傷んでいるものを除籍として図書館の資料から除いているが、その中から比較的状態の良いものを選び利用者に無料配布している。それをリサイクルといっている。
【軸屋委員】
ホテルにリサイクル本を提供したと聞いたが、今後も継続するのか。
【伊藤図書館長】
希望があれば対応できると思う。

  • 議題(3)「令和3年度図書館事業計画について」及び議題(4)「令和3年度予算について」事務局から説明を行い、承認を得た。
【委員からの意見・質問等】
【小川委員】
古文書類を購入することはあるのか。
【山下資料調査係長】
市史の担当者が絵図や古文書と古書店のリストから選書している。成田にゆかりのある方の作品や資料を購入するようにしている。郷土資料ということで受け入れをしている。
【野村委員長】
本館の中で、いろいろな展示をしているが、どのようにしているのか。
【奥村サービス係長】
展示コーナーは数種類ある。2ヶ月程展示するものについては、決められた担当者が、その時の時事に沿ったものや自身が薦めたいもの等から司書全体で検討して、テーマを決めて、リスト化し提供している。講座関係は、あらかじめ講師に薦められているものを提出している。小さな展示については、グループ分けをして、担当者が提案し提供している。
【半田副委員長】
おはなし会について、この状況では、どこにも行けない親子がたくさんいるはず、おはなし会でどれ程の親子が救われているか、これまで救われてきたかを私自身、切実に感じているところである。もし、今後もおはなし会が実施できないことがあるとしたらリモートや動画配信等のオンラインでの実施を考えてもいいのでは。
【奥村サービス係長】
一般の講座でオンライン配信を検討しているので、児童の方でもリモート等を使って何ができるかを検討させていただく。
【長尾委員】
おはなし会について、「お父さんと子どもの会」の開催や年齢の細分化を検討しては。
【奥村サービス係長】
おはなし会の種類については、いくつか設けているが、以前よりも男性の保護者の参加が増えてきているので、サービス計画や、子ども読書推進計画の策定も踏まえ検討したい。
【小川委員】
2階の参考資料室にある各種の調査報告書という大変貴重な報告書等の取扱いについては、業者に製本を依頼するのか。
【山下資料調査係長】
埋蔵文化財調査報告書は製本している。その他、製本に出す資料は長期にわたり資料提供していく必要がある。表紙が傷んでいる資料や、古い資料だと利用に耐えられない物もあるので、業者に依頼し強固なものにして利用者に提供できるようにしている。

  • 議題(5)「図書館サービス計画について」事務局から説明を行い、承認を得た。
【委員からの意見・感想等】
【長尾委員】
未就学児が本と接する場は、書店か図書館かと思うが、活字に親しむ最初の段階は図書館が担う部分が大きいと思う。未就学児が図書館に来て本に接するような機会がもっとあればいいと思う。
【奥村サービス係長】
サービス計画の中の、「乳幼児・保護者」「小学生・中学生」「青少年」項目のサービス方針に沿って、いただいた意見を参考に事業計画の中に盛り込んでいきたい。
【野村委員長】
可能な限り、絵本は表紙が見えるように展示するといいと思う。また、画集等の大型の本を広げて読めるスペースがない。その本の特性にあった展示方法等も考えていくと、より魅力的になるのではないか。
【長尾委員】
車を利用する車椅子の方はどのように来ているのか。
【米田主幹】
車椅子の方や階段の利用が難しい方については、正面玄関の反対側にある通用口の前に駐車場を設けている。

  • 議題(6)「その他」として、委員から意見をいただいた。
【委員からの意見・感想等】
【軸屋委員】
司書バッジの効果は。
【伊藤図書館長】
利用者はバッジを目指して来てくれる。国会図書館の公式サイト「カレントアウェアネス・ポータル」で成田市の司書バッジについて掲載されている。
【伏木委員】
予約受取コーナーの定員を守るため、床に待機位置の目印を設けてはどうか。
【奥村サービス係長】
導線等を考慮し改善していく。
【伏木委員】
2階のトイレのドアについて。せっかく手洗いをしたのにドアに触れるのは抵抗がある。
【米田主幹】
早急に対応する。

  • 「電子書籍サービスについて」事務局から説明を行った。
【委員からの意見・感想等】
【半田副委員長】
読書の際、残りのページ数から話の展開を想像しながら読んできた。電子書籍が増えると、身体的な感覚が失われることによって子どもたちの読解力や、先を見通して想像する力が衰えていくのではないか。という疑問を持っている人もいることを感じて欲しい。
【伊藤図書館長】
電子書籍に特化していくことではなく、多様な媒体の一つとして導入していく。

傍聴:傍聴者6人

次回開催日時(予定):2022(令和4)年2月