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最終更新日2009/01/28

2008(平成18)年に押尾禎一氏から寄贈いただいた資料を,2007(平成19)・2008(平成20)年度に補修いたしました。2007(平成19)年度補修の資料は,同年度に展示いたしました。

今回は,本年(2008(平成20)年)度補修の資料を紹介するものです。

  2階展示コーナー「市川団十郎と成田」と併せて展示しています。 >>

神山魚貫自作一首


押尾禎一氏寄贈資料から

水野葉舟自作一首


「朝はとかほろほろと鳴きいつれは
おのつから霜かとけてくつるゝ  葉舟」


水野 葉舟 (みずの ようしゅう)
    1883(明治16)年-1947(昭和22)年


 歌人,詩人,随筆家,小説家。東京生まれ。本名は盈太郎(みつたろう)。幼時九州に転居,旧制中学卒業の頃から詩作に熱中する。その後上京し新詩社に加入,窪田空穂・高村光太郎らと親交を結ぶ。散文詩的小品文に独自の境地を見せ,明治末期の文壇で活躍したが,トルストイなどの影響もあって1924(大正13)年,遠山村駒井野(現成田市駒井野)に移住。自然の中にあって優れた小品文や短歌を残すとともに,地域の文化に深く関わり,その発展に貢献した。三里塚記念公園内の貴賓館庭園に歌碑がある。代表的な著作は歌集『あららぎ』『滴瀝』,小品集『村の無名氏』評論集『明治文学の潮流』など。