講師 坂口 美佳子氏 (科学読物研究会)
開催日:2007(平成19)年7月27日(木)
7月の恒例となった人気の科学あそび講座,今年のテーマは「光」です。
光には,見ることができる光(可視光線)と見ることができない光(赤外線や紫外線など)があります。今回は目で見えない光,特に紫外線について考えてみました。
紫外線(UV/ウルトラバイオレット)は長時間あたっていると日焼けややけどをしたりします。また,環境汚染によりオゾン層が破壊され,そこから大量の紫外線を通すことで皮膚ガンの増加も心配されています。それとは別に,生物の細胞を破壊する能力もあることから殺菌にも利用されたりといろいろな特徴があります。
このように紫外線の特性を知ってから,ブラックライトを使った実験をしました。ブラックライトというのは,紫外線を出す蛍光ランプで,蛍光物質を光らせる働きがあります。部屋を暗くし,ブラックライトの青白い光をいろいろな物にあて,それらが様々な色に光るのを実験しました。お金・パスポート・白い靴下・UVクリームなどの反応を確認しました。
最後に,蛍光ストラップと分光器を作り,おみやげに持ち帰りました。
参考になる本
- 『光のきらめきをつかまえよう』(フレーベル館)
- 『見えない光を見る』(大月書店)
- 『ザ・サイエンスビジュアル2 光』(東京書籍)
- 『にじってなあに』永田英治/ぶん(台日本図書)
- 『光ってどんなもの』マリア・ゴードン/さく(ひかりのくに)
- 『光と見え方実験』立花愛子/著(さ・え・ら書房)