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最終更新日2009/07/17
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◇1・2ねんせい

えほん

1.『ターちゃんとペリカン』
ドン・フリーマン/さく
さいおんじさちこ/やく
ほるぷ出版
ターちゃんは,まいとしなつになると うみのちかくで キャンプをします。ターちゃんは,あたらしいながぐつをはいて,はじめて つりに でかけました。そこには,としをとったペリカンがいました。ペリカンは,ターちゃんにさかなをとるところを みせてくれました。ところが,そのあいだに ターちゃんのあたらしいながぐつが なみにさらわれてしまったのです。がっかりしながら かえるとちゅう あのペリカンが ターちゃんのほうに やってきました。ペリカンは ターちゃんになにか いいたそうです。
2.『どうぶつえんガイド』
あべ弘士/さく・え
なかのまさたか/デザイン
福音館書店
ラクダのこぶは,なんだとおもう?こたえは,おべんとう。ラクダは あついさばくで,げんきでいるために こぶにえいようを ためている。おつぎは ぞうだ。ぞうのはなは とってもべんり。おはしになったり,スプーンになったり おさらになったり,なんでもできる てんさいだ。ほかにも どうぶつのひみつが いっぱい。さあ,このほんをよんで どうぶつえんにいってみよう!
3.『はちうえはぼくにまかせて』
ジーン・ジオン/さく
マーガレット・ブロイ・グレアム/え
ペンギン社
なつやすみに どこにも つれていってもらえないトミーは みんなのはちうえをあずかることにしました。トミーは せわがとてもじょうずなので,はちうえの しょくぶつは どんどんのびて,ジャングルになりました。こまった トミーは,としょかんに 行って,しょくぶつの 本を かたっぱしから しらべました。そして,とても すてきな やりかたを みつけたのです!
4.『くいしんぼうのはなこさん』
いしいももこ/ぶん
なかたにちよこ/え
福音館書店
はなこは とてもわがままな こうしでした。あるひの ゆうがた,ひとりの おひゃくしょうが おいもと かぼちゃを おみやげに もってきてくれました。ところが はなこは そのおいもと かぼちゃを ほとんどひとりで たべてしまいました。つぎのひ はなこは アドバルーンのようにふくらんでいました。はなこは くるしくて どうすることもできません。さあ,はなこは いったいどうなってしまうのでしょう。

ものがたり

5.『けんた・うさぎ』
中川季枝子/さく
山脇百合子/え
のら書店
けんたうさぎは,いたずらっこ。いたずら・うさぎになって みずたまりで どろだらけになったり,あべこべ・うさぎで おかあさんを こまらせたり,きえた・うさぎになったり。さておつぎは,なにうさぎでしょうか?
6.『あたまをつかった小さなおばあさん』
ホープ・ニューウェル/作
松岡享子/訳
福音館書店
むかしむかし あるところに,ひとりの 小さなおばあさんが いました。この おばあさんは,あたまをつかうのが とてもじょうずでした。だから,なにかこまったことが おきても,とても うまく かいけつしていたのです。 ときどきちょっぴり おかしな やりかたも しましたけどね・・・。
7.『ものぐさトミー』
ペーン・デュボア/さく
岩波書店
めんどうくさがりやのトミー・ナマケンボは,でんきじかけの いえにすんでいます。あさおきて,ベッドからでるのも,おふろも,はみがきも,あさごはんをたべるのも ぜーんぶ きかいにやってもらうんです。 ところが あるひ,おおあめ と かみなりで,トミーのいえのでんきがとまってしまいました。さて いったい トミーは,どうなるのでしょう。
8.『みどりいろのたね』
たかどのほうこ/作
太田大作/絵
福音館書店
まあちゃんのクラスでは,たねをまくことに なりました。ところが,うっかりものの まあちゃんは,あめだまもいっしょに うめてしまいました。あめだまは つちのなかで,ほかのたねたちに「ヘンなやつ」といわれて,「ぼくは とびきりうまい メロンあめさ。いちど ぼくを なめてみるが いい!」と いいかえします。さて,あめをなめて そだったたねは,どんなみを つくったのでしょうか。
9.『金のニワトリ』
エーレン・ポガニー/文
ウイリー・ポガニー/え
岩波書店
むかし あるくにに ダドーンという名だかい王さまがいました。王さまは まいにちおいしいものをたべて 大きなはねのふとんのベッドで ひるねをするのが だいすきでした。ところが,あるひ となりの国の わるいまほうつかいが 王さまの国へ せめてきました。こまった王さまは かしこい学者たちをあつめましたが,学者たちは どうすることもできません。さて,いったいどうしたらいいのでしょうか?

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◇3・4ねんせい

ものがたり

1.『絵くんとことばくん』
天野祐吉/作
大槻あかね/絵
福音館書店
ぼくはもう4年生なのに,おこづかいが500円。これじゃ少ないと思うので,お母さんに「1000円にして!」と言いたいけれど,口ではとてもかなわない。だから,ポスターを作って,それをキッチンにはって,お母さんにうったえることにした。でも,いざ作ってみると,なかなかむずかしい。どんなポスターなら,おこづかいをあげてもらえるかな?
2.『ながいながいペンギンの話』
いぬいとみこ/作
大友康夫/画
岩波書店
ペンギンの兄弟ルルとキキは,生まれたばかりの赤ちゃんペンギン。ある日,おとうさんとおかあさんがかえってこないので,お兄さんのルルは,お父さんとお母さんをさがしに行くことにしました。ところが,トウゾクカモメがルルを食べようとおそってきたのです。なんとかトウゾクカモメからにげたルルは,おばあちゃんペンギンに会いました。おばあちゃんペンギンは,こわい人間のはなしをしてくれました。ところが,ルルはそのこわい人間につかまってしまったのです。
3.『町かどのジム』
エリノア・ファージョン/文
エドワード・アーディゾーニ/絵
童話館出版
町かどのポストのそばのミカンばこに,ジムはいつもすわっていました。こどもたちは,ものしりのジムが大好きでした。8才の男の子デリーもそのひとりでした。デリーは,むかし船のりだったジムの,むかしばなしをきくのが,だいすきでした。ジムのはなしは,とてもたのしく,ふしぎなおはなしばかりでした。
4.『だれも知らない小さな国』
佐藤さとる/作
村上勉/絵
講談社
小学校3年生の夏,ぼくはひみつの小山で,小指ほどしかない小さな人たちに出会った。それがコロボックルとの初めての出会い,だった。大人になったぼくは,ふたたび小山を訪ねるうちに,とうとうコロボックルたちと友だちになった。ところが,新しくできる道路が小山を通ることになり,こまったぼくたちは,ある作戦を思いついた。
5.『がんばれヘンリーくん 』
ベバリイ・クリアリー/著
松岡享子/訳
学習研究社
ヘンリーくんは小学三年生。どこにでもいる,ごくふつうの男の子です。ある日,町かどでやせこけた犬をひろい,こっそりバスにのせて家までつれてかえろうとしましたが,とちゅうで犬があばれだして大さわぎに・・・。それいらい,ヘンリーくんのまわりには,次つぎにゆかいなじけんがおこります。
6.『長くつ下のピッピ』
リンドグレーン/作
大塚勇三/訳
岩波書店
ピッピ・ナガクツシタは 世界一強い女の子。おかあさんは,ピッピが小さいときになくなってしまい,船長だった大好きなお父さんとは,嵐ではなればなれになり,たったひとりでくらしはじめます。 これは,ピッピがまきおこす,とびきりゆかいな物語。ピッピのその後のお話,『ピッピ船にのる』『ピッピ南の島へ』もおすすめ。

かがくのほん

7.『アラスカたんけん記』
星野道夫/文・写真
福音館書店
ある日アラスカの本を読んでいて,一枚の写真が目にとまった。それは,シシュマレフという,エスキモーの村の写真だった。ぼくはこの村に行ってみたくて,いろいろ考えたすえ,こんな手紙を書いた。「あなたの村をたずねたいのです。どんな生活をしているか知りたいと思います・・・。」あて先は,「村長さんへ シシュマレフ村 アラスカ」と書いて・・・。すると,半年後に郵便箱の中に英語で書かれた手紙が届いた。それは,シシュマレフ村から来た手紙だったのだ。ここから,ぼくのアラスカたんけんが始まった。

ことばのほん

8.『のはらうた』
くどうなおこ/作
童話屋
あるひのはらをさんぽしていると,みみもとをとおりぬけていった“かぜみつるくん”が はなしかけてきました。それは,まるでうたのようでした。「かきとめておこうか」というと,「たのむぜ」とへんじがかえってきました。のはらむらのみんなのたのしい詩を,のはらむらのだいりにんの“くどうなおこさん”が まとめてくれました。

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◇5・6年生

物語

1.『トムは真夜中の庭で』
フィリパ・ピアス/作
高杉一郎/訳
岩波書店
トムは,弟がはしかにかかったので,アランおじさんのところにいきます。退屈で眠れないトムは,夜中の1時にホールの大時計が13時をうつのを聞き,月の光の中で裏庭へのドアを開けます。そこは,昼には存在しなかったはずの庭園と昔のお屋敷でした。トムはお屋敷の少女ハティと友だちになりますが・・・。
2.『魔法使いのチョコレート・ケーキ』
マーガレット・マーヒー/著
石井桃子/訳
福音館書店
あるところに,ひとりの悪い魔法使いがいました。でも,この魔法使いは,本当は悪い魔法使いではありませんでした。ただ,腕のいい魔法使いではなかっただけなのです。けれどこの魔法使いは,お料理の腕まえは大したもので,とても素晴らしいチョコレートケーキを作ることができました。そこで,魔法使いは,チョコレートケーキパーティーを開いて,町じゅうの子どもを招待したいと思いました。
3.『やまんば山のモッコたち』
富安陽子/作
降矢奈々/画
福音館書店
里に住む啓太は,ある日やまんば山に住むまゆと友達になります。北の呼ぶ子を吹けば,いつでもまゆが飛んできてくれます。山姥,雪女,河童,化け狐・・・。そんなモッコ達の不思議な世界を,あなたも覗いてみない?
4.『クローディアの秘密』
E.L.カニグズバーグ/作
岩波書店
12歳のクローディアは,弟のジェイミーと家出することにしました。行先はニューヨーク市のメトロポリタン美術館。おこずかいを貯め,美術館のパンフレットを研究し,きちんと計画を立てました。美術館では,閉館時間にトイレにかくれて守衛をやりすごし,展示された昔の寝台で眠りました。ミケランジェロの作かもしれない天使の彫像が新しく展示され,二人はその天使の謎を解こうとしますが・・・。
5.『弟の戦争』
ロバート・ウェストール/作
原田勝/訳
徳間書店
ぼくの弟フィギスは,不思議な力を持っている。それは,どんなに遠く離れていても,人の気持ちを読み取ることができるという能力だ。フィギスは,小さい頃から迷子のリスを助けたり,難民の子どもを助けてほしいと言ったりしていた。そんな弟が12歳になった時(それは湾岸戦争が始まった1990年),自分はラティーフだと言い出した。彼は,自分はイラクの少年兵だというのだ。
6.『魔女の宅急便』
角野栄子/作
林明子/画
福音館書店
現代っ子の魔女キキは,13歳の女の子。10歳の時に魔女になると決めて以来,お母さんから魔法を習いはじめました。キキのできることは,ほうきで空を飛ぶことと,薬草を育ててくしゃみ薬を作ることでした。13歳のある満月の夜,キキはひとり立ちすることになりました。キキは,海が見てみたいと思い,南へ向かって飛んで行きました。キキが見つけたコリコの町は,とても大きな町でした。キキは,このすてきな町がすっかり気に入りましたが・・・。

ノンフィクション

7.『ダーウィンのミミズの研究』
新妻昭夫/文
杉田比呂美/絵
福音館書店
ある日,本の山をひっくりかえしていたら,ダーウィンの『ミミズ』の本が出てきた。この本のほんとうの題名は『ミミズの作用による肥沃土の形成とミミズの修正の観察』。進化論で有名なダーウィンは,なんと『ミミズ』の研究をしていた。ダーウィンは地球の表面の土をミミズが作ったことを証明するために何十年もかけて実験をすることにした。

言葉の本

8.『にせニセことわざずかん』
荒井良二/作
のら書店
ことわざ知ってる? 例えば・・・
「猫にごはん」 あれれれれ,なんか変。
本当は「猫に小判」
「豚に新聞」じゃなくて「豚に真珠」
似ているけど,なんか違う。でも,なんだかおかしい。思わず吹き出しちゃう。
ちょっとおかしくて楽しいにせニセことわざで,思いっきり笑ってみたら?!

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◇中学生

物語

1.『長い冬』
ローラ・インガルス・ワイルダー/作
岩波書店
ローラが,アメリカ開拓時代の体験を物語にした「大草原の小さな家」シリーズの6作目。大草原に21年に1度訪れる,吹雪が7か月続くという厳しい冬を越すために,ローラの一家は町の家に引っ越します。猛吹雪が何日も続いて汽車がこなくなり,店には石炭も食料もなくなりますが,一家は希望を失わず,皆が協力し合い,工夫して長い冬に耐えていきます。
2.『ブラッカムの爆撃機』
ロバート・ウェストール/作
岩波書店
ある爆撃から帰還したとき,悪名高いブラッカム軍曹は発狂し,爆撃機の乗組員は皆死ぬか行方不明になっていた。誰もが恐れるその爆撃機に乗ることになったのは,おれたちの二十三回目の出撃のときだった。第二次大戦下,イギリス空軍の少年飛行兵たちの夢と恐怖,友情を生き生きと描く。著者ウェストールのファンだという宮崎駿氏のカラー書下ろし『タインマスへの旅』と,『機関銃要塞の少年たち』の主人公チャスの『チャス・マッギルの幽霊』を収録。
3.『空色勾玉』
荻原規子/著
徳間書店
村娘狭也(さや)の幸せな日々に影を落とす昔の記憶・・・。ある日,狭也(さや)のところに迎えが現われ,自分が〈闇(くら)の氏族〉の巫女(みこ)姫(ひめ)であると知る。憧れの〈輝(かぐ)〉の宮に救いを求める狭也(さや)だったが,神殿に縛(いまし)められて地底の女神の夢を見ていた〈輝(かぐ)〉の末子(すえご),稚羽矢(ちはや)と出会い,不思議な運命に導かれていく。光と闇がせめぎあう古代の日本を舞台に描く「勾玉(まがたま)」をめぐるファンタジー。
4.『第九軍団のワシ』
ローズマリ・サトクリフ/作
岩波書店
ブリテン(今のイギリス)の砦に,守備隊の司令官として配属されたローマ人のマーカスは,ブリトン人の反乱で重傷を負い,軍団を離れる。叔父の家に身を寄せたマーカスは,ブリトン人の奴隷エスカと出会い,次第に心を通わせていく。父が所属し,謎の失踪をとげた第九軍団と,ローマ帝国の象徴である≪ワシ≫を求め,マーカスとエスカは,危険な北の辺境へ旅に出る。マーカスの子孫が登場するローマン・ブリテン・シリーズ『銀の枝』『ともしびをかかげて』『辺境のオオカミ』もおすすめ
5.『シェイクスピア物語』
ラム/作
矢川澄子/訳
岩波書店
シェイクスピアと言えば,みなさんも名前は聞いたことのある劇作家ですね。この本は,シェイクスピアの作品である有名ないくつかの戯曲を,物語として読みやすく書き直したものです。子どもから大人まで身近にシェイクスピアの作品を楽しむことができる1冊です。『ロミオとジュリエット』『夏の夜の夢』『リア王』『ヴェニスの商人』など一度は聞いたことのある作品が収められています。この機会に,シェイクスピアの名作にふれてみませんか。

ノンフィクション

6.『箱船にのった鳥たち―ある野鳥病院の物語―』
キット・チャブ/文・絵
福音館書店
野鳥病院「鳥の箱船」には,様々な鳥が運ばれてくる。時には絶滅の危機に瀕しているペリカンさえも。強い風に飛ばされて群れから離れ,1500キロも旅をしてきたペリカンは,意外にも人と遊ぶのが大好きだった。野鳥の救護に力を尽くしたチャブ夫妻と,保護された様々な鳥たちとのふれあいの物語。鳥たちの意外な秘密をのぞいてみよう。

歴史の本

7.『世界を動かした塩の物語』
マーク・カーランスキー/文
S.D.シンドラー/絵
BL出版
塩は人間や動物が生きていく上で,なくてはならないものです。私たち人間は,この塩をめぐってさまざまな争いを起こし,危険を冒してまでそれを手に入れようとしてきました。私たちにとって大切な塩の歴史が,とてもよくわかる1冊です。