説 明 |
書 名 |
アーサーと次郎が山で出会ったときからそれまで未踏であった厳冬期のデナリ(マッキンリー)登山が動き始めた。零下50度の冬に,4週間から6週間かけて登山するなんて誰もが無理だと考えていた。すぐそばにある死の恐怖。多くの失敗と失望。その中でなんとか見出した登頂への希望。はたして,登山は成功したといえるのだろうか・・・。
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「冬のデナリ」 |
西前四郎/著 |
福音館書店 |
貧しく苦しい今の生活を抜け出すには,大学に行っていい職につかないとだめだ,と気づいた14歳のラヴォーンは,学費を稼ぐためベビーシッターのバイトを始めた。ところが,バイト先の母親は17歳のジョリー。2人の子持ちなのに身寄りもなく,仕事も首になってしまう。関係なくなるはずなのに仲良くなった子どものジェミリーとジリーのことも気になり,なんとかしようとジョリーを学校へ連れて行ったが・・・。
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「レモネードを作ろう」 |
ヴァージニア・ユウワー・ウルフ/著 |
徳間書店 |
大海の孤島ハルシオンは土地が少なく,木がほとんどないため,島民は「導きの書」に従ってつつましく生きてきた。しかしある日,瀕死のムアとオティポが漂流してきてから,島の平和が崩れていった。漂流者を追い出すのが正しいとする「導きの書」に疑問をもつモリーたちは,ムアを助けることができるのか?そして「導きの書」の真実はいったいどのようなものなのだろうか?
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「ハルシオン島のひみつ」 |
J・R・タウンゼント/著 |
福武書店 |
モルドウィンとは小さい頃からずっと友達だった。いっしょじゃないときなんて一度もなかったくらいだ。あんな大声でゲラゲラ笑える奴なんてほかにいない,すてきな奴だった。けれど,店でプレゼントを選んでいるモルドウィンを待ちきれなくなってぼくが家に帰っている間に,奴は死んでしまった。店を飛び出してトラックの下じきになってしまたんだ。
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「風,つめたい風」 |
レズリー・ノリス/著 |
小峰書店 |
エラは,生まれたときに妖精ルシンダに贈り物をもらった・・・それは「従順」であった。誰のどんな命令でも必ず従わずにはいられない「いい子」にされたエラは,この呪いに逆らおうとすると,呼吸困難,吐き気,めまいにおそわれて長い時間はがまんできないのだ。だから,人食い鬼につかまったり,継母にいじめられたりしてしまう。いつか解けるというけれど,それはいつ?どうしたら・・・。
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「さよなら「いい子」の魔法」 |
ゲイル・カーソン・レヴィン/著 |
サンマーク出版 |
わたし(芙雪)の夢はなに?高校3年となると学校では進路ゝゝとうるさい。石橋とは,友達なんだか彼氏なんだかよくわからない関係で,やつは,イラストレーターになりたくて東京に行くんだと決めている。その石橋とのキスがきっかけか,わたしは,童話作家という夢に向かって東京に(不純?)行こうと決めてしまった。いいのか悪いのか?迷っているけどこう言える
―すべてが,誇りだ―。
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「グローリー・デイズ」 |
佐藤ゆみ/著 |
ポプラ社 |
コペルニクスのとなえた地動説は,理解されるまで何百年もかかったように人間が,自分を中心としてものをみたり考えたりするのは,とても根深く,がんこなものです。このことは,「どう生きてゆこうか」と考えていくときについてまわるもので,自分中心で判断していくと世界の本当のことを知ることができなくなってしまう。
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「君たちはどう生きるか」 |
吉野源三郎/著 |
ポプラ社 |